◾最終的に何がしたいの?ふたつの回答
先日、アーティストの友人のアトリエへ遊びに行ってきました。作品を見せてもらって、特製の暖炉であったまりつつ、昨年の振り返りと、これからの話を。
「けいこさんは今やってることを通して、最終的に何がしたいと思ってるの?」と聞かれて、う~ん・・・・ふたつ思いつきました。
ひとつは、わたしは、体を与えていただいてこの世に生まれてきたからこそ、自分のなかにあるものを、どこまで花開かせて死ねるか?ためしてみたい、ということ。
「自分なんてこのくらい」「ここまでしかできない」だから「この枠のなかで、これくらいと設定して生きる」・・・なんてことなく、人間がどこまでいけるのか、自由に開発したいなあと思ってます。
そして、もうひとつは、世界のなかでも「この人は!」というくらい面白い生き方をしている人と話したい。体が一つだからこそ、知らない生き方を知りたいんです。
それにまつわる好奇心は、ハンパなくあります。彼らと話す内容を、普通の人にわかるよう絵や文章で翻訳する、もっと楽しめ活用できるものにする、ということがしたいなあとも。それが可能になるように、環境も経済も時間も、働き方も暮らし方も作っていこうという感じです。
◾夢は描くのではなく、リアリティとして感じ取るもの
小さな頃からこの二つを望んでいながら、どこかで「自分なんてこれくらいしか・・・」と思っていたように感じます。
わたしの場合は、うまくできてるかというのは置いといて、ストレートにやりたいことをしてきたぶん、もう欲しいものは全部持っているし、したいことはだいたい現実になってる。「夢を描こう」とか言われると、逆にピンと来ない。
でも、「もっと面白い人と関わり、もっと学べ、もっと面白い生活ができる」ということが、リアリティを持って感じられると、「こんなふうにしてみよう」がムクムクっと出てくる。
ムクムクのもとはどこから?考えてみると、周りにいる方々が、ひとりひとりのあり方で、豊かに生きるモデルとして存在していることにあると思います。
◾️生きたモデルに触れること
このモデルの数は、今からでもたくさん見ればいいし、できれば若いときからいっぱい見てるといい。わたしは、大学生のころ周りの大人や学生が目指す道が全くしっくりこなかったため、田舎で自給的な暮らしをしているアーティストや、国内外で面白い活動をしている起業家、作家などを訪ねて暮らしや働き方を見せてもらっていました。
豊かに生きるモデルには、いろんな形があります。お金をたくさん得て、の場合もあれば、お金ではなく直接生活の営みをして、という場合も。何に使うか、何に投資していくかも違いますし、得たいものの種類も違います。
◾️「自分がこうだから、みんなもそうすべき」と思えなくなる
ま、なんでもいいんです。とにかく幸せな顔をして生きていて、それぞれの豊かさを感じながら現実を歩んでいる人と触れ合うと、「こうじゃないといけない」から自由になれる。
そうすると、一つ一つのモデルが、その人にしっくりと合った調合具合になっていることが体感できる。こっちかあっちか、田舎か都会か、慎ましいか膨らますか、お金か自給自足か、みたいな二項対立の考え方を作っちゃわないです。「自分がこうだから、みんなもそうすべき」とも思えなくなります。
人それぞれの幸せの形を見せてもらうことでリアリティの幅が増える→生き方の幅が広がり、とらわれずに自分がどうありたいか?を考えるモトができます。その時々の自分が選んだ道を歩んでいくことで、また次にどうありたいか?も見えてきます。欲しいものも、いたい状態も変わってきて、面白い。
とにかく「自分とは全く違う」と思っても、そういう人たちの暮らしに触れてみる、働き方を知ってみる。気がつけば、人の頭は固くなりがちだから、時々取り入れていきたいところ。
情報だけでは薄っぺらくなっちゃうから、体感で「わかる」といい。そのためにも、「生であり方に触れていく」がポイントです。
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