そんなことをお聞きしたときに、思い出したことがありました。
前回、レポートした愛媛、中島への農音さん視察。
(前回の記事http://hibinokeiko.blog.jp/archives/15672032.html)
どこの田舎でも、これと同じような問題はおこりがち。
木材にしろ、みかんにしろ、過去にバブル時代が。
現在では木材の値段も下落し、みかんは当時の6分の1くらいの価格になり、なんとかギリギリ生活できるくらいだそうです。
今までと同じやり方でやったところで、ギリギリかそれ以下になるだけで開けていくものはない。
お上に「これをすればうまくいく」といわれてやったところで、実はそうでもないし、誰も責任はとってくれない・・・
とすれば、大事なのは三つ。
1、自分の頭を使って考えること。
2、自分で責任を持って判断すること。
3、少しでもこれからの可能性を広げる視野を持ち、それにともなう活動をすること
その時のポイントが「自分と違う人のやり方を、冷静に受け止められるか」ということ。
自分と重ね合わせたりあてはめて、「それは違う」と否定したり、自分と違うやり方をしているからと言って「あいつは俺のやり方を否定している」と思うことからは、何もいいことが生まれないと思うんです。
違っても、いい。
だってそもそも、みんな多様なんだから。
ただ、いいところがあれば学び合えばいい。
一部分でも吸収しあえるところがあれば、ラッキーだと思うんです^^
多様さを認めて、うまく学びあうこと。
それが変化の多い時代に地域で生きる人間としての、リスクヘッジにもなります。
「新しい村や島のあり方」をアップデートできる可能性にもつながります。
そんな気がした、島での時間でした。
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→前回の記事http://hibinokeiko.blog.jp/archives/15672032.html
■私、ヒビノケイコについて。
高知県の山奥で暮らしながら作家活動をしています。
そして自然派菓子工房ぽっちり堂http://www.pocchiri.com/のオーナーでもあります。
新刊の移住エッセイ漫画はぽっちり堂HPとamazonでも販売中。