田舎で自分の仕事を作るための、3つの質問。

移住希望の方にとって「田舎でどんな仕事をするか?」は大きなテーマ。


起業される方、
自給自足される方、
サラリーマンになる方、
介護職や福祉系の方、
農業や林業をされる方、
カフェや雑貨屋、ゲストハウスを営まれる方・・・

こんな風に田舎でつく仕事は、人によって様々です。

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田舎の仕事を考えるときの、大事なポイント。

それは、雑誌でよく見る田舎の仕事のかたち(例えば、カフェとかパン屋、ゲストハウスなど)にとらわれないほうがいいということ。


移住希望の方の仕事の相談に乗っていて多いのは「カフェとかパン屋がやりたい」最近は特に、「ゲストハウス」が多いです。

本質的に、それがやりたいことならぜひやってみるのが良いと思うんです。

ですが、最近思うことは、
私達の体の中にそういう「田舎といえばこの仕事」的なテンプレートがしみこんじゃっているところもあるんじゃないかなあ?ということ。
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発想が重なりやすいですし、
カフェだったら私でもできるかな?と思いやすい。

山カフェを経営してきた私が言うのもなんですが・・・(笑)
カフェにしろパン屋にしろ、始める人は多くてもやめる人が多い仕事です。

始めるときそろえるべき機材や材料への投資がかなり必要な割に、儲けが少ない部類の仕事。

おしゃれに見えるけど裏では一分一秒を争い、粉まみれ。
お昼ごはんも食べられないほど働かないといけないハードワークだったりもします。(もちろんそのぶん、人と交わる面白さとか自分の空間を作っていく面白さとか、いいところもありますよ~)

決して、カフェならできる、とかパン屋ならできる、というほど簡単でない仕事です。

それでもやっている人というのは、プロとして尊敬できるすごい人だし、本当にカフェという仕事が好きな人なんです。

カフェにせよなんにせよ、テンプレート的に田舎だからやりやすい理想的な仕事というのはない。

テンプレートに惑わされないで、もっと繊細に
「その人その人に合った、その人ならではの仕事」を見つけることが大事


よくあるカタチに自分を当てはめるんじゃなく、自分自身の生き方にフィットしたものを選び取る感覚。

人の仕事は本来、人が一人一人違って多様なように、もっともっとバリエーション豊かなはず。

多様なら、お互いに協力できることの幅も出てきて面白いです。

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定期的に、私がワークしている
「自分の仕事を作る3つの質問」はこれです。

・自分の理想・・・こうしたい、こんな風になりたい
・自分ができること・・・何が出来るのか?得意なのか?
・相手が求めること・・・自分の顧客(大切にしたい人)が何を求めているのか?

この3つの質問に答えていきます。(1000個以上出すと、表層意識より深いものが出てきます)
3つが重なるところに、あなたならではの仕事のあり方が見つかるはず。

+地域性も加えて考えてみるとより良いです。

結果、変わった仕事をする必要もありません。
サラリーマンがしっくりくる人はそれがその人らしいスタイルだし、
起業するならそれもその人ならではのスタイル。

自分ならではの仕事のあり方を発見でき、
多様な人と多様な仕事が存在する社会になるといいですね♪

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■12月に行う東京世田谷での「嶺北いなか暮らしカフェ」
私は、自分の人生をデザインするLivedesignワークショップを企画中。
こんなワークも取り入れながら、あなたならではのライフスタイルを探求していただける機会になったらと思ってます。またお知らせしますね♪

■私、ヒビノケイコについて。
高知県の山奥で暮らしながら作家活動をしています。