■意識しないと休めない、自営業やフリーランスのお仕事
私の場合、大学を卒業してから自営業やフリーで仕事していく中で、一番難しいのが「休むこと」でした。意識的に、リズムを作って自分をいい状態に保っていくこと。会社のように環境が設定されてない、誰もまわりにいない状況だからこそ、仕事をするリズムを作ることが一番の課題でもあったんです。
さらにモチベーションをキープしていくのも、律することも、自分にかかってきます。その上で結果を出していかなければならない。それもぜ~んぶ自分に返ってくることで・・・。もう8年くらいそういう状況で働いてきて、より良いリズムが持て、やっと慣れてきたように感じます。
■在宅仕事は融通がきくだけに難しい面も。線引きと切り上げるタイミング
私の場合ネットと描く空間さえあれば、どこでもできる仕事。基本は家で作業しています。なので「いいね~家でシゴトができて」とよく言われます。もちろん良い面は沢山。ですが、たまにどうしても家庭と仕事の線引きをしないといけない瞬間もあって、これが難しいんですよ~。かなり強い忍耐・精神力が必要。
■自分の性質と現実をすりあわせる
できる人はできるんだと思うんですけど、私の場合、集中したい知的作業なんかは、子供が小さかった時はやりにくかったなあ。集中してガガッとやりたいタイミングに限って、子供がべったりだったり。「今仕事がいいところ~!」って時に、「おかあさんごはん~!」とかしょっちゅう。やっぱり自分にはこういうの向いてないと思ったので、2歳から子供を保育園に預けて自営業で働いていました。私の場合はそれによって、子供と向き合う時間と仕事のメリハリがつけられるようになったので良かったみたいです。こんな風に、自分の性質に合っているかどうかで選ぶことも大事。
■子供への工夫
また、小さな子供に「家で仕事してるの」って言ったってナカナカわからないのも難しいところ。お店だと分かりやすいんだけど、パソコンにむかう系だと認識されにくい。
以前デザイナーの友人が、わざわざスーツに着替えて家の中の部屋に勤務していたこともありました。それくらいしないと、まだ3~4歳の子には理解し辛いことだったんだろうな。そういう工夫をして頑張ってる友人家族は素敵だなと思いました。
■切り上げるタイミング
基本的に仕事は好きだし、結果も出さないといけないから、やめるタイミングがつかめないことも。休日無しで毎日働いてもいいけれど、たまには意識的に休んだり息をつく時間も作らないと、休めなくなってくるんです。でも、必死になりすぎてず~っと休みなしになってる時って、薄ーく長くだらだらとやっている場合もあり、そんな時は仕事の結果も出にくい。だからこそ、きっぱり「休み」という余白をスケジュールに入れていくこと、上の漫画のおばあちゃんみたいに、切り上げるラインを持つことは大事。ばあちゃんは、畑を毎日コツコツ耕していくのが本当にうまかったなあ。
■切り替えスイッチ
仕事と家庭、子育ての空間が同じ場合は「今」に気をおいて切り替えスイッチを頭に作ることも重要なスキル。また、いろいろなことを同時に考えなければいけない立場の経営者さんは、特に切り替えがないと毎日大変。
すぐれた経営者の友人にコツを聞いてみると、「どれだけ会社でいやなことが会った日も、シャンプーしている間に「流れてしまえ~」ってイメージしながら洗い流すの。今日は今日で精一杯やった、明日は明日でまた新しい毎日、と思ってリセットするんだよね」と話してくれました。
この友人は、さらに
・どれだけ遅くなっても、就寝前には必ず本を読んでから寝る。
・忙しくてもそうじをする。
など、とにかく毎日の中に色々なスイッチを持っているんですって。リズムも規則正しいし、まるでイチローみたいでした・・・。だからこそハードに働いていても、あれだけパフォーマンスが高く精神的にも保っていけるのかな。
私の場合は忙しくバタバタとした朝、子供を見送って仕事に取り掛かる前に、一杯のコーヒーを飲むのが自分のための余裕を作る時間。また、頭がぐちゃぐちゃになってるときは、あえて拭き掃除をするのも切り替えスイッチ。
あなたの切り替えスイッチはなんですか?コレっていうものを見つけてみてくださいね^^私も、さらに増やして切り替えがうまくなりたいなー。
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■著作エッセイ漫画
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]
■私がオーナーをしている、自然派菓子工房「ぽっちり堂」
山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト。