「友達が少なくても親と合わなくても大丈夫」早く自立したくて「食べれる野草ときのこ図鑑」を調べた幼少期/FU-KO美濃羽まゆみさん②

今活躍してる人の幼少期、どんな風に過ごしていたのか?興味ありませんか。

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今ご活躍の方々にお会いすること、時々あります。お話を伺っていると「小さい時は友達が少なくて」「親とはうまが合わなくて」という方も多いことに気がつきました。どうやら、みんなと仲良くできたから、恵まれていたから=うまくいく!という図式でもないみたい。そんな中でも悲観せず、自分なりの世界観を作って生きてきた感じ。

今日ブログでご紹介した大人気の手作り服作家、FU-KO bacicsを主催する美濃羽まゆみさん。服はすぐ売り切れ、本は1冊目が3万3000部〜2冊目が2万4000部〜と驚異的な人気。

インタビュー、アーカイブはこちら。

第1回インタビュー記事
第3回インタビュー記事

・第4回インタビュー記事
・第5回インタビュー記事


彼女との対話でも「幼少期をどう過ごしたか?」というお話が。
今子育てしている方にも、ぜひ読んでもらいたいエピソードです。

◾️子どもの頃、早く自立したくて、きのこと野草の本を読んでた。

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ヒビノ)小さい時から、何か決めたら一つのことを徹底的にやるタイプやった?


美濃羽)そうやなあ。自分の中の世界に入って色々やってる子やったなあ。スーパーの袋あるやん?あれで、いっつも買ってもらったお菓子を入れるバックを自作するねん。テープで持ち手作って、ふたは開け閉めできる装置を作って(笑)


ヒビノ)ははは。手が込んでるなあ。そんなんしてたん(笑)


美濃羽)母親もよう待ってくれたなと思うわあ。わたし、母が歳いってからの子やったし、体も弱かったからそんな風に見ててくれたんかもしれんけど。友達もいてへんかったしな。


ヒビノ)そうなん?友達おらんかったん?大学まで?


美濃羽)大学はそうでもなかったんやけどな。それまでの間は、一人の時間が多かった。ものすっごい気の合う友達が見つかることもあるんやけども、それが3年に一回くらい。


ヒビノ)ああ、それわかる。わたしもそうやった。ある程度うまくやってたけど、ほんとの意味では気が合う子があんまりおらんくて。でも、それはそれでいいんかな?と今になって思うわ。みんなといつも一緒にいることが良いわけではないから。

美濃羽)そやねん。集中して何かやれたし。ただ、社会性はあんまりないという・・・(笑)


ヒビノ)あはは。それ一緒。一人でモノ作ったり絵描いたりとか、本読んだりとかする時間が長かった。休日は一人で美術館行ったり。みんなはショッピングモール行ってるのに(笑)


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◾️親子の個性と相性と。

 

美濃羽)しかもわたし母親とあんまり仲良くなかったから、いつか家を出たいと思っていて。そのために生活力をつけらなあかん、さらに「生活力=なんでも食べれる」ってことやと思って、どの草が食べられるか調べてたなあ。食べれる草の本とか、きのこの本とか読んでた(笑)


ヒビノ)あはは!(笑)それいつごろ?


美濃羽)小学校低学年のころやなあ。で、五年生くらいの時には保存食に目覚めてな。

ヒビノ)わあ、だいぶ変わった子やったんやな〜そこまで思いが及ぶなんて、すごい。わたしが野草、保存食にはまったのって大学時代やったよ。早熟、しかも自立目的・・・(笑)


美濃羽)わたしはフツーやと思ってたんやけどな。まあ、母親ともそういう関係でよかったんかもしれん。

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ヒビノ)親に反発することから生まれる自立力ってあるよね。親子って組み合わせ色々あるけど、気が合う人ばっかりじゃないやん?でも、だから育つ能力もある。そう思うと、親にも感謝できる部分が生まれるし、自分の子供に対しても気がラクになる。



美濃羽)そやねん、ほんまに。自分の子ども見てても、個性が生まれた時からある。「個性って後からできるもんなんかな?」と思ってたけど、最初からある。あれって不思議じゃない?


ヒビノ)うん。お腹にいる時から、伝わる個性やエネルギーがあるよね。産まれ方も一人一人違って、育っていくスピードも性質も全然違う。そういうことも感じられるから、子育てするのは面白いね。

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(第2回終わり)写真協力/美濃羽まゆみ
・第1回はこちら→即完売!子供に着せたい服がなかったから”これがいい”を作った。消費物でなく「思い出に残る服」を届けたい/FU-KO美濃羽まゆみさん①

・第3回はこちら →
即完売!「手作り服作家の大人気ネットショップが出来るまで」オークションでの葛藤、ブログで信頼作り&ネットショップ連携は大事/FU-KO美濃輪まゆみさん③

◾️美濃羽まゆみさんってどんな人?

美濃羽まゆみさんはネットショップで服を販売しながら、個展をしたり、本を書いたりされています。ブログ「FU-KOなまいにち」では京都の町屋でのライフスタイルや子育ての様子もアップされていて、熱狂的なファンが多い作家さん。大学と、誕生日が一緒です(笑)
 



◾️インタビュー1→即完売!子供に着せたい服がなかったから”これがいい”を作った。消費物でなく「思い出に残る服」を届けたい/FU-KO美濃羽まゆみさん

◾️(関連記事)
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