「夢は叶ったら現実になるんやなあ」と、いつも思う。
小さい頃、一番大事な夢は、一番の好物をごはんの最後にとっておきたい気持ちみたいに、とっておきたいなあと思ってた。そのほうがロマンがあるやん?だから。
わたしの歩みはのろまで、泥をつけながら恥を無視してやってきた。幸せのハードルが割と低いのが得なのか、今まで思い描いたことはだいたい現実化してきた。また、これからだ。
そして最近、ふと周りで夢を実際に叶えて、現実的に歩んでる人々を見てみれば、みんなある段階で「えい!」ってやっちゃってることに気がついた。
もちろん準備とリアルな展望は必要。心の面だけではできないので、現実的なこと、経済を作る力も持ち合わせて。
ただ、タイミングってものはある。「完璧にできてから」と思っていると、いつか、いつかと何十年も過ぎてしまう。だから、ある程度のところで、今だと思えば「えいっ!」と飛び込んじゃう。その踏ん切り力も大事なんじゃないかな。
飛び込んだ先の水はつめたく、ひや〜っとするよ。凍えそうなときもある。瀕死の魚みたいになってるときもある(笑)それでも必死で泳ぎながら試行錯誤するうちに、泳げるようになっていく。
そして、泳げるようになったとき・・・ものすごくやりかったことが現実になったときに、「夢の先があったこと」に気がつく。
現実って、実にあっさりしてる。残酷なくらいリアルで、想像の余地を残さない。思っていたものと違ったり、意外とはまらなかったり、思っていたよりロマンティックではなかったり。
夢がリアルになったとき、そこから先にどうしてく?
足りないもの、あるもの、想像と違うところ、想像を超えたところ。
達成したときに、得られたもの、意外にも得られなかったもの。満たされなかった感情。
最初はガーン!!ってなったなあ、わたしの場合。思ったのと違った、と相談されることも多々ある。けど、あくまでもそれがスタートなんだと、今は思う。
今まで一生懸命やってきたからこそ、やっと周りを眺められる山に立てたね。
そして、人生は思ったよりトータル。
やっと辿り着いたのに、またふりだし?
ゴールってもしかしてないの?
そんな風に感じて、絶望したくなるかもしれない。
そうそう。だからこそ、達成感も大事だけど、同時に「今」における充足感も持ち合わせていく方法を、これから考えよう。
夢は現実で歩むもの。リアルなスタートラインに何度でも立ちたい。
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