「ちぐはぐはどれだけやってもちぐはぐ」ゴールが達成されても嬉しくないあなたへ

どんな家にしようかな?の前に「どんな世界にしようかな?」

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きらきら七色に光る壁紙、小さな木材のはへん。


父は高層ビルやショッピングモールなどの構造設計をする設計士でした。


わたしが小学生だったころ、父が持って帰ってくる建築グッズのかけらは、心をときめかせてくれるものでした。それらを集めて、よく、工作の家作りをしていました。


その時はね、まず、「どんな家にしようかな?」って考えてみるんです。

でも、大体こうなります。

「いやいや、その前に、どんな世界に住みたいかが先だな。その世界はこんな感じで・・・」


世界全体の構想を画用紙にかきかき。すると、続きができてきます。

「この世界の中で、どんな暮らしがしたいかな?どんな時間を過ごして、どんな人たちに囲まれて、どんな仕事をしていたいかな?」


ああそうだ、こんな感じ・・・。かきかき。


そうしてやっと、家の設計を始めることができるんです。


家のテーマはこれ、
骨格はこんな材料。窓やドアはここに配置して、壁はこんな質感で・・・。色とりどりの壁紙をぺたぺた貼って、小さな家が出来上がっていく様子を見るのが何より楽しかったな。

ちぐはぐはどれだけやっても、ちぐはぐ

そのころから感じ取っていた、自分にフィットする暮らしや仕事。「ぽっちりライフ」にとって大切なこと。それは、まず、自分の世界全体を描き、設計するということです。


一方で、部分のデティルに触れると、新しいアイデアが出たり、展開のもとになります。


でも、壁紙のパーツから決めたり、いきなり部分的な柱だけ立てようとすると、ちぐはぐになってグラグラしたりダサい家ができてしまう。だからやっぱり1番に世界全体と設計が必要。


これは、最近チームで事業を進めている中で、同じだなあと。

一本スジの通ったビジネスの設計がないと、そのまわりにどれだけ広がりがあっても足元がグラグラしちゃう。反対に、しっかり設計されたビジネスの土台の上だと、安心して、自由に世界を作れる。それと似てるなあって。

家をどこにたてるか?

また、どれだけすてきな家を建てたとしても「家をどこに建てるか?」を吟味していなければ、知らず知らず、ぬかるみに家を立てたり、危険な断崖絶壁だったり。もしくは、嫌いな景色の中にずっと暮らさなければいけないことにもなります。

そうなったら、大変。ちぐはぐをいくらつなぎ合わせても、より一層、ちぐはぐになってしまうから。

これと一緒で、なんとなく流されて作ったライフスタイルや、みんながいいと言うからついた仕事、条件だけで選んだ彼氏、ちまたの情報に沿って選んだ場所も、同じようなところがあります。
 

どこまで行っても、なんか違う気がする。ゴールは達成されたと思ったのに、嬉しくない。なんでだろう?ってね。誰かから見て良さそうに見えても、自分の人生的には納得できない状態なんでしょう。

人生設計=貯金と保険と肩書き!と発想する人が多いけど、それは一つの要素。内容として「どんな人生を送りたいか?」は考えられていなかったりするんだよね。

・・・


でも、その違和感はヒント。

そこがスタート。

「じゃあ、自分はどうしたいの?」って考えられるから。



どんなライフスタイルを送りたい?

そのための暮らしは?

仕事は?

場所は?

だれと?

どんな風に?



「そう言われてもわからない」

「迷ってしまう」


そんな人は、素材を集めるところからはじめて。

そして、考える力を学んでつけ、実践を繰り返して。

何でもかんでもの「ちぐはぐ」は自由ではなく、筋が通った上での自由が、わたしのほしい自由です。


一流の共通点。これさえあればの魔法はない

一流と呼ばれる人たちにお会いする中で共通するのは、みんな自分への投資は怠っていないということ。


いくら忙しくても学びに行ったり、そこで得たことを現実で実践して改善し・・・と常に、自分を成長させてます。誰に頼まれてなくてもね。

自分というふかふかの土台の上に、設計、スキルや能力、人としてのありかたが伴った時に、息の長い成功ができるんだなあと感じるんです。


「今すぐ」の結果を期待する人が多くなった世の中。でも、自分を作っていくには、「これさえ手に入れればあなたも!」なんて魔法はないんだなって。



今日、明日、あさって。



いちにち、いちにちを、どう生きたか?



その積み重ねしかありません。



促成栽培のカイワレは、その時おいしくても、すぐにへたってしまいますよね。



それと同じで、もし自分をどっしりした息の長い大木のように育てたいなら、大人になっても時間と手間とお金を、「自分を育てること」に一定かけること。



設計なしで生きて、ほころびが出るたびに、部分的な修正だけしていても、いつか倒れてしまうから。



人生トータルを設計した中の、今。



それが、「今だけ、しのげればいい」とは違う「今を大切に生きる」という本当の意味だと思っています。



今日のしつもん

あなたは、どんなライフスタイルを送りたいですか?

誰かのものではなくて、自分の納得できるものとして、考えてみてください。

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