昨日までは都会の繁華街をヒールで
カツカツと歩いていたのに
今日はスニーカーで高知の山の土を踏んで、
朝から走っていたら
たくさんのひっつき虫がついちゃいました。
ススキも、
稲刈り前の光るような黄金色の稲も、
そのへんに落ちているどんぐりも、
みるたびに力をくれます。
今日は、ぽっちり舎メンバーの田邊さんより
メルマガにご感想いただきました。
ご紹介しますね。
ケイコさん
こんばんは。
ぽっちり舎参加者の田邉です。
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「初期設定として、
どれだけジブンができるやつだと
思ってたのかなあ・・・」とも思う
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という言葉。
以前、私も同じようなことを思った覚えがあります。
私の場合は、過去の自分に対してなのですが。
今年4月、会社の新卒研修で、
新卒2年目の先輩としてお話しする機会がありました。
その時、去年の自分を振り返って、
できないことだらけで、
落ち込んでばっかりだったなーと思い出したんです。
当時は、配属されて右も左もわからないまま、
職場の先輩に迷惑をかけないよう、
お客様に失礼のないよう、
とにかく必死で仕事を覚えようとしていました。
慣れていないので、当然、
仕事の時間はかかるし、ミスもたくさんしました。
先輩に厳しいアドバイスをもらう度に、
「どうして自分はできないんだ…」と自分を責めていました。
でも、1年経って、
ようやく仕事に慣れた~と思えてから、
同じく右も左もわからない状態の
新卒の方たちを前にすると、
「この人たちが何もできなないのは、当たり前だ」
と考えることができたんです。
私の指導をしてくれた先輩には、配属当初、
「初めからできる人なんていないんだから。
そんなことができたら、私たちの立場がないよ」
と言われていたのですが、
その意味がその時ようやくわかりました。
最初から完璧にできる人なんていない。
なんて、自分の力を過信していたんだろう。
できない、できないと悩むことは、むしろ傲りだ。
そう思いました。
それ以降、仕事や生活に何か変化があったかというと、
ちょっとわからないのですが、
完璧主義な私にとっては、大きな発見でした。
最近、全身鏡を購入したのですが、
鏡に映った自分を見つめるように、
冷静に今の自分を見れることが
できると良いな~と感じています。
鏡を見ると、私は自分自身のイメージを、
顔は実際よりも美人に、体型は実際よりも細く
脳の中で勝手に修正しているんだな…と思うのですが(笑)
鏡の前に立つと、
意外と「ブスだなー」
「お尻でかいなー」と落ち込むのは一瞬で、
そういう自分に似合う、自分を素敵に見せる
服、スタイリング、メイク、
髪型ってどんなのだろう、っていろいろ試すんですよね。
そんな風に
・今の自分を冷静に見れること
・自分の足りないところ、
欠点だと思うところを補う方法を考え、実践できること
ができると良いなと思いました。
それでは。
田邊さんは、20代なんですが、
とてもしっかりしていて、
でも素直で、
思い立ったら行動できるすてきな女性です。
ぽっちり舎の年間メンバーに入られる前は、
静かでおとなしい方なのかな?と
思っていたのですが、今は思ったことは必ずやる、
男前女子だなと思ってます。
毎回の講座でも、発見したことや
気がついたこと、自分に取り入れることを
毎回しっかりとお伝えしてくださるのですが、
中でもれいほく合宿の時には、
多様な暮らしや仕事に触れる中で
自分の今までの価値観が一気に変わる!と
いうことが起こって、人生レベルの衝撃度だったみたい。
それに対してとまどいながら、
でも柔軟に受け入れ、
常にものの見方、価値観を、
更新していこうとされている姿がまぶしいです。
今までの自分を否定せずまるごと
抱きしめながら、次も取り入れていく、という
スタンスがいいんですよね。
で、ぽっちり舎年間メンバーの
継続課題である文章課題でも、最近は
大好きな大学の先生にインタビューしに行かれ、
書き起こしがおわって、
これからどう編集していくか?という段にきています。
それを「勝手に提出~」ということで提出して下って、
今楽しく拝見しているところなんですが・・・
これがとってもいい。
ほんと、以前の印象から会うたびに変化がみられ、
明るさ、美しさ、本来の活発さ、質問の鋭さ、
きらきらしたところもどんどん出てきて、
見ている方も嬉しいです。
自分を更新するときの素直さ
彼女の何がいちばんすてきかというと、
根本的に自分を更新していくことに対して、
素直というところ。
素直というのは、伸びる人の条件だと
言われることが多いですが、
彼女を見ているとわかります。
ひとは根本的な変化を嫌います。
だから、ふつうは避けたいと思うところで
もう一歩踏み出せなくて変化できないんだけど、
彼女は、素直に受け入れて挑戦していく。
そこがすごい。
同じメンバーさんのファションの
お店にも行かれて見立ててもらい、
その服で講座にも来てくださったのですが、
ブルーのワンピースにレザーのジャケットが
色白に似合って、かっこよかったです。
最近のぽっちり舎メンバーさんたちは、
FBコミュの課題や感想なども目を通し、
お互いに、丁寧なコメントや言葉を
かけあったりしていて、
それがまた、
お互いを引き上げてくれるんだよなあ、と感じています。
そう。
変化していく時って、自分一人だけではなかなかできない。
なぜなら、自分のことは自分でわからないから。
服と一緒で、これが可愛い!とか、好き!って
いうだけじゃだめなんですよね。
自分に似合う服、フィットするものは
客観的に見た方がわかることもあるんです。
それと同じで、自分のいいところや得意なところ、
伸ばすと良い部分も、誰かに見立ててもらったり、
意外なところで喜ばれたり、
求められて気がつくことって、いっぱいあるんですよね。
誰かと話している時に、自分のコンセプト、
例えばわたしだったら「ぽっちりライフを描こう」
という重要なフレーズが出てきたりすることもあります。
講演の中や執筆する時によく使うフレーズも、
そういう会話の中で、自分の中から
ひょっこりと出てきたものだったりね。
環境のデザイン
もちろん、ぽっちり舎コミュニティでは
わたしが教えることも基本の軸にはあるのですが、
こうやって、仲間がいることでお互いに引き上げあえる。
また、見立てることや、意外な面が発見できる。
伸ばしあえる人たちがいるってことも含めて
「ひとが育つ環境」なんだなと思います。
仏教でも善友が大事だよ、
と言いますが、その中に「身を置く」こと。
時間をともにしたり、見守られていたり。
わたしは、ある意味で自分の
「気合い」とか「思い」みたいなものだけを信じてないので、
自分を育てるには、環境こそが重要だと思ってます。
人って、やっぱり変化が嫌いだし、
停滞に安心するところがあるから。
だからこそ、いつも、自分では気がつかないところに
言及してくれる人たちを周りに配置し、
伸ばしあえる人たちの中に身をおいて、
一歩でも前に進む環境を作るようにする。
(ベタベタはしてないですけどね)
ひとは、
物質的なモノや短期的なノウハウに、
すぐに飛びつきます。
でもね、急がば回れで、
環境とかコミュニティに
もうちょっと重きをおいてもいいんじゃないかなあ。
例えば、やってる課題は超ハードで、
夏休みもなく毎日つめこみまくりの
受験勉強させてるA高校。
でも、的を得てやってないから、
しんどいだけであまり結果は出ない。
で、「これだけやってるのになんで?
俺って実力ないのかな」と思っちゃう。
一方で、のんびり楽しい時間を
過ごせる雰囲気があるのに、
的を得た勉強の仕方で、
余裕を持って難関大学に受かるB校。
高校時代の時間も有意義に過ごせるし、
自分の限界を低く設定しすぎないところが良い。
まわりも普通にいい感じで進んでるので、
自分もそうなれるというセッティングができる。
勉強だけでなく、
暮らしや仕事においても、
やっぱり、ひとを育てるのは「環境」。
種だけあっても、土や風や、光がないと
なかなかうまく育っていかないから。
土や風や、光は
どこで、どんな人と関わるか。
種と、すぐ効きそうな化学肥料ばかり
やっていたら、ダメになります。
目に見えないけれど、
人生のベクトルともにする
善友と呼べる人たちや、
師とともに過ごすことが価値。
その時間の何気ない動作や
何気ない会話の中で、
汲み取り、
教えてもらうことのほうが、
そのへんのチープなノウハウよりも
実は多いんじゃないかな。
環境のデザインに、
投資できる自分でありたいな。
そして、そういう環境をコミュニティとして
大事に育てていきたいな。
みんなが自発的に
作ってくれるものに感謝しながら、
そんなことを思う今日この頃です。
◾今日の質問
あなたは、自分を育てるために、
どんな環境に身を置きますか?
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10月27日はゆうぞうさんとの講座を企画中。
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わたしと一緒に汗いっぱいかいて、
般若みたいな必死顔をときに楽しみながら(笑)
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