移住暮らしで疲れる前に「女子力自家発電能力」を身につけて。自分をかわいがる技術

とぷとぷとぷ・・・

生温いお湯が、冷え切った体をあっためてくれる。

風邪を引きそうだったけど、大丈夫そうだ。

 


こないだ四国女子会で講演に招かれた時、

秘境の温泉に宿泊させてもらった。



他に招かれた講師の方とも宿が一緒で、

温泉に入ったり、

眠る前に浴衣でおしゃべりしたり、

まったりした時間を過ごしていた。

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昼間の講座の懇親会で、

 一番思い出に残ったのは、メイクの時間。



れいほくから一緒にいったTさんが

元美容師さんですっごいメイクがうまい、
内子町の地域おこし協力隊清水さんに

「メイクの仕方を教えてください」と言ったのだ。


そして、いつの間にか

メイク講座(みたいなもの)が行われていた。


Tさんは、メイクをしてもらっている途中も

熱心にアイシャドウの塗り方とか、

チークの場所とか、

事細かに聞いてはメモってて、

その姿が一生懸命でかわいかった。


清水さんも、ほんとに教え方がうまくて、

彼女のメイクのテーマである3D

(立体的に見える化粧の仕方)を

論理的に教えてくださり、

周りにいた人たちもきゃいきゃいと、

楽しそうに聞いていた。

Tさんは、いつも素朴で、

ほとんどメイクはしていなかったのだけど、

仕上がった顔は、きらきらして大人っぽく、
ちょっと恥ずかしそうだった。

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愛媛県内子町の地域おこし協力隊、清水さん。きれいな方だけど、中身は超男前でサバサバ。内子で着物で町歩きなどの企画もされている。

そのあと一緒に

露天風呂に浸かっているときに、

彼女がぽそっと

「ことしの目標はかわいくなることなんだよね」

と教えてくれた。


わたしはなんだかすごく嬉しくなって

「とってもすてきな目標やね」と言った。


田舎で暮らすなら自家発電能力が必要

 

自分をかわいがりながら、前に進んでほしい。


そして、田舎にいると誰かや環境が、

働きかけをしてくれるわけではないから、

自家発電能力が必要だ。

例えば、

彼氏がいなくても自分のためにきれいにしたり、
(これを友人は、女子力自家発電と呼んでいる)

楽しいことがあっちからやってこなくても、見つけたり。

そんな感じで。

地域おこし協力隊は年々増え、若い女の子たちも

地域に入っている。でも、悩んでる人も多い。

周りに相談できる人も、若い人もいないから、

鬱屈してひとりで溜め込んでる。


なんか辛そうにしている子を見ると、

言葉をかけたくなる。



田舎暮らしだからって、

別にきゅーってストイックに暮らさなくてもいいんだよ。


麻の服着なくちゃとか、

メイクはナチュラルにしなくちゃとか、

好きならやればいいけど、

自分のスタンスでもっとおしゃれを楽しめばいいんだよ。



こうすべきとか、 型に当てはめたりとか、

そんなことに縛られなくていいんだよ。



それよりもまず大切なのは、自分として生きること。

楽しみながら、暮らすこと。



地域を思う気持ちは大事だけれど
自分のことより先に

「地域に貢献できること、地域・地域・・・」と

考えすぎるから、バランスを崩しちゃう。



移住して10年たつけど

地域を活性化させたいなら、

自分自身が活性化したほうがいい。



活性化した個人、足腰強くて自分がある人が、

しっかり生きること。
そういう人たちが何人も集まって、強い地域になるから。



自分自身さえ楽しくできなくて、

経済的にも精神的にも立てていなくて、

それなのに地域を楽しくとか、

もっと稼げる地域を! なんて無理なんだよ。



その順番を無視して「地域のために」頑張った末、

ぽっきり折れちゃうのは、残念すぎる。



息を吸ったら吐くように、

緩急つけないと、長期間動けない。



だから、 

「自分をかわいがりながら、前に進む」こと。

「自分をまず満たしてから、人を満たす」こと。



05

あとの講演でもその順番について、デイビットヒュームのコンベンション、ボート漕ぎの思考実験からお話しした。



緩がメイク

 

緩急つけるの、緩の部分。



女性にとって、

自分をかわいがる一つのツールが

おしゃれやメイクなんだと思う。



だから、今回みんながメイクを通して、

華やいでる姿は、

とまっていた水脈が人を潤していくように見えた。
 

こんな何気ないことが大事なんだなあ、と思ったんだ。



一度ストイックになりすぎた自分から、

もうちょっと、楽しい自分になる。

気持ちよいセッティングで、地域で暮らす。



気分良く楽しく暮らしている

お母さんがいたほうが子供も嬉しいだろうし、

そういう女性がいるほうが地域も明るくなるだろう。



つまり、自分を活性化させると、

仕事で関わる人たちも、

暮らしで関わる人たちも、元気になる。



わがままだなんて思わずに、

自分を楽しませながら暮らすことが、

人のためにもなると思うよ。



◾️さいごに


何か頑張るときは、

「自分をかわいがりながら、前に進む」こと。


緩急つけながら、楽しくね。



しつもん


あなたはどんなことで、自分をかわいがってますか?


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メイク以外にもバリエーションが知りたいな。

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P.S.


 

10月27日はゆうぞうさんとの講座を企画中。

場所は六本木のスタジオ。



わたしと一緒に汗いっぱいかいて、

般若みたいな必死顔をときに楽しみながら(笑)



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