違和感から新しい何かを生み出すステップ。「違う」から「こうしたい」への転換体力


 


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いろんなことは反動だから、なにが悪くてなにがいいってこともない。大事なのは踏まえて乗り越えること。

違和感を感じたとき、そこで終わってしまうとただのモヤモヤになる。
違和感には、チャンスがいっぱい潜んでる。


「いまこっちにかたよりすぎているから、次はこう反動がくるな・・・」と、時代予測ができたり、
「いや、これはもうちょっとこうだったらいいんだよな」と仕事のヒントが潜んでいたり、「世の中のテンプレートにはまりきれない自分がいるから、こうやって生きるほうが自分にはフィットするかも」がわかったり。


だから、違和感はヒント。ネガティブに考えるより、転じさせて活用するほうが得ですよ、と講座でもよく言ってる。


けれど、やっぱりその時点で「うん、わかる。でも、違和感感じるだけでそのあと、じゃあ自分は~がいい、よりよくするためには~が必要、こうしたらいい」というところまで自分で持っていけなくて・・・という方も多い。



違和感から新しい何かを生み出すには


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1違和感感じる→2ヒントにする→3新しいものを提案する


の流れのうち、


1までしかいけない人

2まではいけるけど3が思いつかない人

3まで行って、行動できる人


のあいだには、やっぱりなにかしらの差があると思う。


でも、それは育てられるものだから、心配しなくていい。

ただ、今までは慣れてこなかっただけ。
今の自分を基準にして、自分をできないやつだと思って欲しくない。 

例えば、誰かのブログとSNSを見て違和感感じた時。

それに対して「あれは違うよ」というコメントや批判を、TwitterやFBでする、という人がいるとしよう。その場合は、1で止まってるよね。それを、よりよく2や3に発展させてゆくとすれば、


2、自分なりの考えをまとめる(ヒントにする)

3、自分のブログで、新しい考えを書く

→自分の人生において、その考えをもとに行動する



ということができる。

また、誰かのお店に行って「このサービスは微妙だな」と思ったら、自分の仕事を見直して「こうしてみよう」とよりよく改善していける。


そうすると、新しい何かが、この世に提案できる。

ほんとね、「違う」っていうのは簡単なんだけど、「 じゃあ自分はどうなのか?」って提案していくのは、意外と難しい。

1を2にするほど、3にするほど、手間とエネルギーがかかるから。
思考体力も、書く能力も、実際の行動力も必要になる。



そうすると、他人の土俵であれこれするんでなくて、
自分自身の土俵を作っていくため、覚悟と責任も必要になる。世の中でなにかしらの業をしている人は、そこを引き受けているんだなあってことにも気がつく。


それがわかると、まるで自分が出産した後、「こんなしんどい出産をしたお母さんたちが全員すごく見える現象」と同じように、どんな些細なことでも、自分の土俵で表現し行動している人を、尊敬できるようになったりする。人に対して敬意を持てると、気持ちも豊かに過ごせる。



違和感から自分の考えを作り出すヒント

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 ”どうしたら1を3までにしていけるか?”


こう考えてみる癖をつければいい。


違和感を感じたら、

「 じゃあ、自分はなにがいいと思っているのか?」

「じゃあ、自分はどうするのか?」を考えてみる。

じゃあ、が大事。



そうすると、他人事が、自分のことになる。ただの違和感が、自分がしたいことにつながるようになる。仕事にしろ、暮らしにしろ、物事に対して、受動的ではなく主体的になるので、人生として有意義になる。



あ、最初はなかなか思いつかなくても、だんだん思いつくようになるよ。行動もしているうちにできるようになるから、大丈夫。



違和感をただのストレスにすることなく、自分のクリエイティビティにつなげていくと、楽しいよ。外に漏らすだけでもなく、自分のヒントにして、よいものを世の中に置いていけるよう、使ってみてほしいな。

違和感を感じたときの質問

「じゃあ、あなたはなにを、この世に作っていきますか?」 




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2016-03-31