めんどくさいけど、おいしいもの
お正月、わたしは好きなんです。
たぶん、クリスマス以上に。
子供の頃、朝起きてきて着替えてから、
家族に「あけましておめでとうございます」と
ご挨拶する瞬間のピリッと
冷たい空気がなんとも言えなかったのを覚えてます。
年末は大阪の実家に帰って、
従兄弟たちとお餅をついたり、
おせちを作ったりしてきました。
一昨年前亡くなった祖母は、お料理が大好き。
毎年おせち作りの監督を
してくれていたのですが、
今もそこの小さな椅子に座って
ニコニコしながら
「ごまめはもっと煎りなさい」と
言ってくれているような気がしました。
お正月、
「くわいは、芽が伸びるように」
「レンコンは見通しがよくなるように」
「まめまめしく暮らせるように」
などなど、
ひとつひとつのおせち料理の
由来を話しながら、
子供と一緒に食べていて、思ったんです。
・・・「めんどくさい」と
すぐに言ってしまう癖を改めようって。
めんどくさいけど、
手間をかけるからおいしくなる。
カツオと、昆布と、しいたけで
出汁をとっておくと、
やっぱり味わい深くて飽きない味ができます。
祖母に小学生の時に習ったお味噌は、
体が芯から喜んで、
養われていく味でした。
これは、お料理に限らず、なんでもそう。
例えば、大人になっても
常に勉強するのは脳の栄養のため。
体を鍛えるのは、したいことを現実に
できるだけの健全な器を作るため。
自分をいたわってメンテナンスするのは、
人とコミュニケーションする時に余裕を作るため。
下ごしらえがあって、
その上に長期間したいことを
続けていくことができる。
仕事もぽっと出じゃなくて、
下積みしてきた地味な期間があるから花開く。
暮らしもめんどくさいけど
手をかけるほど愛おしくなる。
ぽっちり舎の講座も、
そういった土台になる内容を心がけています。
１月の予定
１月は今年一年のお仕事の下ごしらえ期間にします。
ぽっちり舎主催の
生講座はお休み（年１０回開催の予定）。
通年メンバーのオンラインでのコミュニティと
メンバーミーティングは動いていきますが、
一月の予定はこちらのみになります。
場所は、すべて東京です。
１月２０日 ランチ会（一般参加可能、後日メルマガで募集）
１月２１日 全国移住女子サミット（一般参加可能、こちらのサイトでお申し込みください）
１月２２日 ぽっちり舎メンバーミーティング（通年メンバーのみ参加可能、コミュ内で募集）
２月は、ぽっちり舎主催の生講座も再開しますので、
楽しみにしていてください。
ひとりひとりの土台作りに貢献できるように、
準備していきますね。
さいごに
ぽっちりの意味は、
土佐弁で「ちょうどいい」。
一般的なものに当てはめたり、
流されてなんとなく作った人生ではなく、
あなたにしっくりとフィットする、
暮らしや仕事、ライフスタイルのかたち。
それらを主体的に、つくっていくこと。
太い幹を作りながら、
葉っぱが美しく茂るように。
何よりも、ふかふかの自分の
土俵を築いていけるように。
毎年実る実が、
おいしくて栄養のあるものになるように。
化学調味料で作られたビビッドな味ではないけれど、
長期間の人生がおいしいものになる確かな土台を、
焦らず一緒につくっていきましょう。
わたし自身も傍観者ではなく挑戦しつつ、
日々あるものを感じ取りながら、
一年経った時、
「こんな景色がみれたなんてね」と
言えるように歩いていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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