過疎少子高齢化、カードが少ない地域で誰と働く?


今日は、通年講座メンバーの

Mさんからのメッセージをご紹介。






今日のメルマガでの


「やりたい仕事」は内容だけに

目がいきがちだけど、



「誰と働きたいか」というのも、

大事なポイント。



という一文を読んで、

自分の中で「これでいいのかな?」と

つっかえていたものが

外れた気がしました。



いままさに、これからの働き方を考えていて、

少し離れた地域の方とチームを組んで

やっていこうと思っています。



その方たちとはなにをやるかはもちろん、

一緒に働きたいなと思える方たちです。



ただ、自分はいまいる地域が好きで

この地域のためになにかしたい、

力になりたいという気持ちもあります。




ただ、現実的にいまいる地域だけで考えると

正直一緒に歩んでいきたい!

と思える方がいません。



それは地域の人が嫌いだとかではなく、

同じ想いとモチベーションで、

仕事をしていけるかと言われれば難しく、



地域の方の想いを変える、というところまでは

現実的にやっていけないと思うからです。




自分の中で決めたつもりでも、

どこか地域に後ろめたいような気持ちもあって、

なんだかすっきりしていませんでした。



しかし、ケイコさんのメルマガを読んで

「誰と働きたいか」が重要と

改めて確認することができて

決意新たに一歩踏み出せそうです。



地域に密着していると、

変に集落や自治体単位で考えがちですが、

なんというか、

そう思うのってつまらないなと思いました。



少し外の世界に出てみれば、

集落とか自治体とか

そんなに重要なことではなく



固定概念に捉われすぎていたのは

まわりではなく自分自身だったのだなと

気付くことができました。

 


すなおな思いを

聞かせてくださってありがとうございます。



地域にあるいいものを活かして

生きていくのはたいせつなこと。



ですが、事実として

過疎少子高齢化が進む田舎にあって、


「今いる人材だけで物事をどうにかしよう」

というのは、カードが少なすぎる。



そもそも、今までそういうふうにしてきた結果が、

今(消滅しそう)なわけですし、



固定観念にとらわれず動くのは、

新しいカードが増えることにもつながり、

いいと思うんです。


正しいよりも大切なこと


わたしが高知に移住してきた10年前は、

地域活性化、移住などが

うたわれはじめたころ。



”起業をする=地元の人をできるだけ多く

雇える企業を作ること”



が正しい成功のゴールと、

暗黙の了解でとらえられていた気がします。




もちろん、地域内で求められることを

してくれている人がいるから、

わたしたちは安心して生きていけます。



そして、本気でそういう思いを持って、

仕事を形作っていく人たちを、

こころから尊敬しています。




一方で、わたし自身はどうか?

と試行錯誤してきていま思うのは・・・



その結果、


・どういう業務内容が、自分はしたいのか?

・どんな人と、仕事がしたいのか?



・究極的に、自分の人生の貴重な時間を、どう使いたいのか?



を考えて、進むことが大事だと思うようになりました。



なぜ?



まず、どこで暮らしていても、

その人自身が幸せに

生きることが大事だから。



その人が持って生まれた能力を花開かせ、

求められることと合致した時、

世の中への貢献度合いは、最大になるから。



生み出すものが大きくなれば、

違う方向からでも、

地域に還元はできるのです。


やり方は一律じゃないからいい



例えば、

違う地域の人たちとネットでつながり、

チームを組んで働いている人がいると、



「ああ、いまは田舎にベースをおいていても、

こんな風に働ける可能性があるんだ!」



子供達や、地域の人たちが

新しい仕事の可能性を持てます。



・・・



地域での暮らしに、興味を持ってもらえたり、

新しく移住してくる人のモデルにもなります。


・・・


全国を移動して働いていると、

全国でつながったすてきな人たちを、

地域の人たちに紹介することもできます。



すると、

クローズな村社会に、オープンな風通しを作れます。


・・・


お金をたくさん稼ぐことができれば、

地域に外貨を落とすことができます。


・・・



地域の戦略を練る時に、

外部からの客観性を持った知恵をもって、

貢献することができます。



(お客様やコンサルという立場でもなく

地域を思い、地域をベースに

していての外部目線なのが大事)


・・・



多様で質の高い人材を地域に

引っ張ってくることができます。



・・・・


などなど。



これは一部で、もっとたくさん、

貢献できることはありますね。



ほんとね、

みんな一律のやり方をしなくてもよくて、

それぞれのベストな形で、地域に

貢献していけばいいと思うんですよ。


地域に貢献したいと思う人であればあるほど自分自身の幸せを大切に


07


11年、田舎で暮らして、

様々な人をみてきて思うのは



自分が楽しい!と思う生き方が、

そこでできなければ、

結局田舎で暮らし続けることは

できない、ということ。




そして、経済が伴わなければ、

暮らし続けていくのは難しいということ。

(実際に伴わない人は、地域から離れていきます)




その場所が好きで暮らし続けたいからこそ、

地域の範囲に限られた条件にとらわれ過ぎず、動く。

新しいあり方を、作る。




これが、

新しい地域での暮らし方や仕事の可能性を広げ、

地域が息を吹き返すきっかけを、作っていきます。




そんな意味でも、

それぞれの人が生み出す

かたちがかけあわさって、

最大になればいい。



パズルピースが重ね合わされていけば、

新しい調和が生まれ、

新しい地域の形がデザインされます。


好きな場所で好きなことをして生きるためには


わたしがプロジェクトベースで

チームを作って働いているように、



いまの時代は、地域で暮らしていても

G型(グローバル型)の仕事を選択すれば、

地域や距離に縛られず、

様々な能力を持った人と、

地域にない職業を形作って、働けます。



これはとっても楽しいこと。

ですが、単に「わ~い!」ってもんでもなくて、

それだけのシビアさが伴います。



「この時間働きにいけば、これだけもらえる」

ということではなく、

「結果を出さないと報酬も発生しない」ので、

なんらかの能力や土台が自分にないと、続けられない。




だから、地方にいても、子育てしていても、

常に高いレベルで学び、

実践し、成長していくことは、

大前提となります。




「どんな場所で、誰と、

どんな風に暮らし、仕事をしていきたいか?」




自分の生きたいスタイルを

選ぶために、欠かせないものがある。




これを忘れず、自分を育て続けながら、

大切な場所で、

したい仕事、したい暮らしを、

作っていきたいですね^^



今日の質問

自分の気持ちにすなおになったとき

見えてくるスタイル。



かなえるためにどうする?


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