おのずと尊敬したくなる人がもっているもの

HKさんよりおたよりをいただきました。

 

今日のメルマガで、私が尊敬している方が

 

「本当の豊かさとは「手放せるもの」で測る。

どれだけ手に入れられるかよりも、

どれだけ与えられるかが大切だ。」

 

と言っていたのを思い出しました。

 

今は、不安があって物やお金を手放せない、

人にやさしさを向けられない、

そういう時代なんじゃないかな…と感じています。

 

 

 

みんなが物やお金を溜め込んで、

社会の流れを停滞させて、

どんどん沼みたいな世界を作っているのでは

ないかと不安に思います。

 

 

経済のルールもあるでしょうし、

多く持ってる人が少ない人にあげればいいという

単純なことではないのでしょうが。

 

 

お互いの幸せと繁栄を支え合える

世の中になればいいな、と思います。

 

 

その種になるのが、メルマガにあったような

優しい声掛けや気遣いなんじゃないでしょうか。

 

 

個人では社会を変える力を持てませんが

自分が居る小さなコミュニティに

優しさを撒くことはできます。

 

 

職場の人へ「手伝いますよ」

上司から部下へ「素晴らしいね、ありがとう」

お店で子供に手を焼く母親へ「大変ですね、大丈夫ですよ」

道で先を譲る、よく行くお店でちょっと雑談をする…

 

 

人と人との繋がりが心地よい良いコミュニティでは

生み出すモノの価値も大きいのではないでしょうか。

(金、物に限らず)

 

 

自分を守ることだけに必死にならず

与えていける存在に

なれたらいいなと思います。

 

ありがとうございます。

最後の一文が、しみました。

 

 

 

元女性経営者であった茶道の先生と、

このあいだお茶室でお話ししていたこと。

 

 

それは、ほんとうにえらい人は、

自分からえばったりしないということ。

 

茶道でも尊敬されているのは、

虚勢をはったりせず謙虚で

そっと優しく、周りの人たちに

教えている先輩だったりします。

 

 

「実るほど、頭を垂れる稲穂かな

・・・で、謙虚になっていくひとが

ほんとうにえらいひとよ」

 

 

と先生は言いますが、

確かに、おのずと尊敬したくなるひとって、

そういうひとだなあと感じました。

 

 

・・・

 

 

大企業、官僚、ネットビジネス、成果主義、

さまざまな成功をしているひとが

現代の表舞台に出てくるものには多いですが

 

 

だけれど確かに、

こんな風になりたいなと思うひとは

 

 

いくら稼いでいます!

こんなに有能です!

俺は賢くてお前はバカ・・・

 

 

とか言わないひと。

 

 

身ひとつであっても、

ともにすごしているうちに

「この人はすてきなひとだなあ・・・」

そんな存在として感じられるひと。

 

 

 

茶室に入るときには、どんな身分のひとも

刀や持ち物を置いて同じ空間に入るのですが

だからこそ、そこではもう、その人自身が

浮き彫りになる。

 

 

そういう意味では茶室って現代において

とってもいい機能を持っているような

気がするのですが、

 

 

きっと、そういうひとは

自分を守ることに一生懸命なのではなく、

 

 

どんな立場になったとしても自分を開いて、

その場にいる人たちに与えている

ひとなのだろうなって思います。

 

 

・・・

 

 

 

名前やお金、持つものが増えるほど、

いいですねって言われることは増える。

でも実際は、いいことばかりじゃない。

 

 

いいものも悪いものも、とにかく

たくさん入ってきやすい環境になるからです。

 

 

だからこそ、そんな状況の中で自分を開いて

生きていくのはとても難しいこと。

 

 

傷つくことも増えますし、

閉じてしまうのも、わかる気がします。

 

 

だけど、少しずつでも自分を開いて、

人間味を持ちながら歩んでいけたらいいなあ。

ちょっとずつ、ちょっとずつでも。

 

 

 

そうやって、自分なりの成功のかたちを

紡いでいけたらいいですね。

 

 

 

■今日の質問

 

 

どんなひとになりたいですか?