ああ、創造性のレシピが気になる。
アーテイストやミュージシャン、女優やタレント、
デザイナー、そのほか、一般的な仕事の中で
あってもクリエイティビティを使うことを
している人たちは、創造性を発揮するために
どんなふうに過ごしているのか？
ビジネスマンの仕事の仕方本はいっぱいあるけれど
そっちはあんまりない。
だからこそ、めっちゃ知りたい！
と思う今日この頃。
インタビューしていこうかな・・・。
・・・
ところでわたしは、
女優の浅丘ルリ子さんが好き。
日活のヒロイン、寅さんのマドンナ、
ドラマや映画、舞台で活躍されてきた方。
戦前戦後、女性に美しさや生き方を提案し続けた
あの画家の中原淳一氏に、
３０００人の応募者から見出され、銀幕デビュー。
若い頃の写真を見ると、美しくてモダンで、
「こんなきれいな人が存在するんだなあ」と、
うっとりしてしまう。
最近は、「やすらぎの郷」という倉本聰氏が
シニア世代におくるドラマとして、元夫の石坂浩二さんと
出演されており、話題になっていたけれど・・・
今までのドラマでは「すいか」の教授役が
いちばん心に残っていて、名言も多い。
トーク番組でのおしゃべりはユーモアと知性と品、
たしかな自分をもっている感じが伝わってくる。
７０歳を超えても、華やかでかっこよく、
情があってやさしい。
そんな女性像に憧れているのかもしれない。
最近、浅丘ルリ子さんの著書を読んでいて、
どんなふうに役作りをしていくのか？という
対談パートが創造性のレシピにも通じるようで
面白かったので、少しだけ抜粋。
ー役作りでなにか心がけていることはありますか。
高橋英樹
僕は自分が演じる役の人物像を調べるのが好きですね。
時代劇が多いでしょう。だから、その人物がどういう時代に生き、
どういう性格だったのかということに興味が有る。
現地に行き、その人が住んだ場所を見て、体で感じてみる。
浅丘ルリ子
すごいね、英樹は。私なんてまったく何もしないわ。
勉強が嫌いだし、あれこれと調べたりせずに自然体で
演技にのぞむことにしているのよ。
台本で自分が感じたままにお芝居をするのが自分流だから。
高橋
そう、この人は天才なんですよ。自分で役を作り上げて、
それを昇華してゆく天才なの。表現力がすごい。
僕らはどちらかというと不器用だから、様々な知識を
積み上げていかないといけないの。
でもぶうちゃんには独特の感性があるんです。
浅丘
違う、違うってば。あなたが勉強家なんだってば。
英樹はいろんなことを調べて、歴史番組で専門家と対等に
話しているから、この人の勉強ぶりはほんとにすごいのよ。
ほんとに尊敬しちゃうわ。
高橋
ぶうちゃんはものごとの本質を瞬時につかむ能力がずばぬけているんです。
こんな人物だろう、見る人がこう感じるだろう、ということを即座に
自分のものにしてしまう。自分のものにしたうえで的確に表現する。
それができるかどうかで役者の良し悪しはまったく違ってきますから。
出典：「私は女優」浅丘ルリ子著より
このおふたりの対談を読んでいて、
コツコツ背景から勉強して
知識を積み上げて作り上げていくタイプと、
本質をパッとつかんで、
表現に昇華していくタイプがいるんだなって思った。
創作のレシピは人それぞれ。
ひとつだけを当てはめてしまうと、
才能がしぼんでしまうこともあるから危険。
いろんなやり方を知りながら、
自分のいちばん創造性が発揮できる
レシピをみつけてゆけたらいいと思う。
■今日の質問
あなたが好きなクリエイターは
どんな創作のレシピを持ってる？
調べてみると、面白いかも！
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