エッセイ掲載「移住生活は、人も環境」月刊不動産流通

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月刊不動産流通2017年9月号
不動産流通研究所
2017-08-05


こちらの雑誌の「随想」に、
寄稿させていただきました。

日経アーキテクチュアに引き続き、
最近は建築や暮らし関係の
雑誌やテレビからのご依頼が増えています。
それだけ日本の「暮らし」に
バリエーションが増えてる証かな。

今回のテーマは、
移住生活は「人」も環境”。

 ・・・


 

京都から夫の実家がある

高知県嶺北地方に移住した当初、

寂しくてたまらなかった。



昔話?と思うほどの山奥。

まだ移住者はほとんどいない時期だった。



地域の知人たちは親切にしてくれる。

でも、「世間話だけがしたいんじゃなくて、

もっと深い話や悩みも話せる仲間がほしい・・・!」
と切実に感じた。



そんな感じで泣き暮らして1年、

「こんなこと言ってても、誰も用意してくれない。

コミュニティがないなら、自分でつくろう」と思った。



個人的にたずねてくる移住希望者の相談に乗ったり、

移住して間もない人と定期的にごはん会をしたり。



夫が地域の仲間たちと手弁当でがんばっていた

移住支援ボランティアも、

NPO「れいほく田舎暮らしネットワーク」として

本格的な活動に発展していった。



その後、さまざまな活動が広がり全国から

人が移住してくるようになり、

今や嶺北は毎年40組以上の世帯が

移住する人気移住地にまでなった。


・・・


もちろん、
移住者の数が増える=いいことばかりではない。

地域の人たちとの間では、異文化が出会うからこそ、

いろいろなことも起こる。


数値目標にとらわれるだけではなく、

地域と移住者のコミュニケーションを、

ひとつひとつを進めていくことの

大切さも感じる。


一方で、

ひとの多様性も、地域の通気性も、

仕事のバリエーションも、

教育などの発展可能性も、ずいぶん

広がったのも事実だ。



・・・



地域性と暮らしが密接に

関係し合っている移住暮らしは、面倒くさい。



けれど、都市のように個々の暮らしが

分断されている場所にはない懐の深さがある。

・・・

今回は、 そんな地域の

一員になるためのポイントを、

1、人も環境


2、自分は田舎向きと思っていても、実は都会向きの場合も


3、お客様ではなく、主体的にまちに関わる姿勢を持つ

として、書いてみました。

読んでみていただければ、嬉しいです。

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