アートはできないから鑑賞するだけ?「自分の言葉を紡ぐ・遊ぶ」詩人toto講座ご感想

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「私はアートはできないから鑑賞するだけ、
と勝手に線を引いていたけれど、
一歩踏み入れられたな、
踏み入れてみたら面白いじゃん!
と目からウロコでした」




ヒビノケイコです。




この言葉は、

2017年秋に開催した
詩人totoさん講座
「自分のことばを紡ぐ」
M・Eさんのご感想。




この講座では、
わたしはナビゲーター。




詩人・歌手の
totoさんとともに
自分の内面から
アート的にことばを紡ぎだし、



最後には、
岡本学志さんのギターにのせて
詩を朗読しちゃう講座。




「わたしに、できるかな?」
とおっしゃっていた方もさいごには
みんな詩のライブセッションが
できてしまうので
びっくり!の講座なんですが、



それを見るたび
人の中には
アート性が潜んでるんだなあ・・・
と思うのです。



◾️旅のような講座



講座受講生さんからは

「けいこさんの講座は、
こっち方面から来たか!
一見関係ないことがつながっててびっくり」

と言われることも多いのですが、



なぜ「詩を紡ぐ」という珍しいことがらを
講座に取り入れているか?
その目的は、これです。




◾️言葉と仲良くなる



言葉って、一番よく使う道具なのに
うまく言語化できなくてモヤモヤ、
なんか自分の考えてることとギャップがある。



広告やコピーに囲まれてギスギスする、
ビジネス、ロジック言語ばかりになってしまう・・・
そんな方も多いと思うんです。



つまり、言葉と仲良くなれない。

この苦しみって
自分自身とのズレになってしまうし



周りの人や仕事でも
すれ違いの原因になります。

言葉と仲良
くなれないことは、
人生においてもったいないと思うのです。



・・・



だからこそ、ゼミ講座では、
お仕事や集客に通じるサイエンス的な
言葉の講座も提供していますが、



一方で、
こういったアート的な言語を体験する機会も
持ってもらえたらいいなあと。




生講座を開催するというのは
ただの情報を学ぶだけではなく、
「感覚的に」体全体で、感じ取って吸収する。




そういう良さもあるんですよね。




この講座では、プロである
詩人のtotoさん・岡本学志さんのご協力をいただいて、



・言葉と仲良くなる
・言葉と自由に遊ぶ



そして、



・アート性のある言葉の紡ぎ方
・自分の中から出てくるものを
感じ取って形にする



ことを体験していただくもの。




◾️言語の2種類




社会的、ビジネス的な
ロジック言語ばかりでは
語彙が足らないけれど、



アート的な言葉、詩は、
イメージやビジョンを
言語化することに役立ちます。



また、
キング牧師などを見てもそうですが


言葉の力、実存性のある響き、
何かを想起させる言葉はあらゆる

コミュニティの
リーダーにとって必要不可欠な力です。



そんな意味からも、

詩を身につけていくことは

人生を豊かにしてくれることなのです。

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では、以下みなさんからのご感想をどうぞ。


S・Tさん(デザイナー・編集・ライター)

「おとなはそんなことしちゃいけない」が
「いいんだよ。たのしいよ」に



■ふわりと誘われる空間



会場である煉瓦画廊の

ふわっと包み込まれるような

やさしさをもった空間、

ぬくもりの感じられる木の椅子、

そっと彩りをそえる観葉植物のみどり……



外の喧噪とはまるで違う

「あれ?ここはどこ?」と

感じるステキな場所でした。



totoさんの、ほんわかしているけれど

芯のある人柄に引き込まれ、

学士さんのギターの音色も心地よかったです。



■よみがえってきた大好きなこと



今回の講座で、

子どもの頃の自分がよみがえってきました。



絵本や物語の世界が好きで

空想にふけっていたこと。



田んぼの広がる祖母の家で

夕日を眺めながら、ぼーっと過ごした時間。



きびしい寒さの冬に、

あたたかいストーブの前で

絵を描いていたこと。



いつからか、

「おとなはそんなことしちゃいけない」

と距離を置いていた事柄が、



totoさんの言葉から
「いいんだよ。たのしいよ」と

呼び戻してもらった感覚。



帰宅してからも言葉をつづったり、

突然衝動にかられて家の模様替えをして、

そういえば模様替えをするのも

子どもの頃好きだったな~と思い出しました。



■ひとりひとりが表現者


メンバーのみなさんの発表をきいて、

「わぁ~そんな深いところまでいけちゃうんだ」

「あぁ~ステキな言葉をたくさんもっているな~」

と感じました。



同じテーマでも、

ひとりひとりの表現がまったく違って、

それぞれに味わい深くて。



みなさんとあの時間を共有できたことが幸せでした。



S・Nさん(フォトグラファー)

講座の中で書いた詩を読み返してみると、
そのまま自分への応援メッセージになっていることに気がつきました。

●自分の支えになる言葉は自分の中にある
 

あの場にいれたことが、

のちのちの人生に絶対に響いてくると確信が持てました。

(中略)


今までは、元気が出ないときや停滞しているとき、

自分を励ましてくれたり

支えになってくれる言葉といえば、



誰か有名人が言ったり本に書いてある、

いわば「他人が発したもの」の中に求めていました。




けれど、今回講座の中で書いた詩を読み返してみると、

そのまま自分への応援メッセージに

なっていることに気がつきました。




いつも他人に求めていたものが、

実は自分の中にも持っていたんだ!

という驚きとそこはかとない安心感。




ちゃんと引き出しさえ開けられたなら、

いつでもここ(自分)にあるんだ、大丈夫!と

思えたことは大きな収穫でした。



●イメージを言葉にする


「詩を書く」「文章を書く」というと、

文字を並べることだと思っていたけれど、

totoさんのやり方は、
頭の中のイメージを言葉に落とすやり方で、

どちらかと言うと絵を描いていく感覚でした。


絵だから多少いびつでも突拍子もないものが

出てきても違和感がありませんでした。



●ディティールを書く


ディティールを書く(描く)ことで、

逆に想像がふくらむ感覚がつかめました。



皆さんの詩を聞いていると、

一緒に川に入ったり、歩いたり、

魚になったような身体感覚があり、

そこからハラハラしたりウキウキしたり

悲しくなったりという感情が湧き出してきました。



私もディティールを書けるように、

普段の生活から一つ一つを丁寧に

観察して感じ取っていきたいと思います。


感じ取るだけでなく、ノートに記していきます。


E・Mさん(地域おこし協力隊、執筆者)


私はアートはできないから鑑賞するだけ、と勝手に線を引いていたけれど、一歩踏み入れられたな、踏み入れてみたら面白いじゃん!と目からウロコでした。



■誰でもアーティストになりえる



私は詩を書くだとか、アートだとか

無縁だと思って生きてきました。



でもtotoさんが毎日行ってきたトレーニングや

ことば集めノートを見せていただいて、



”アーティスト”と言われる方も、

ただ才能があるだけではなく、

日々コツコツと積み上げてきて

おられるのだなと改めて思ったのと、

少し安心しました。



私自身もやってみて、

ギターの音に合わせて詩を読むということが、

意外にとても心地よく、

とっても楽しかったのです。



ああ、私も日々コツコツとやっていけば

私にフィットした表現ができるのかな、

それが人それぞれの”アート”なのかなと思いました。



私はアートはできないから鑑賞するだけ、

と勝手に線を引いていたけれど、

一歩踏み入れられたな、

踏み入れてみたら面白いじゃん!と目からウロコでした。



■ふわふわしていたことばをもっとフィットさせるには

「ディティール」を意識して書く



今後に生かしたい点として、



「やりたいことがあるとき、

①旗を立てる

②自分の中に突き刺さる矢を大事に書き留めていく」



の中で②も今はやっているのですが、

①はどうしてもしっくり表現ができなくて

旗が立てられずにいたなぁと頭の中が整理できました。



今回教えていただいたワークを日々の中で実践し、

トレーニングしていくことはもちろん、

「ディティ―ルに入って書く」ことを

きっとしていなかったのだと思いました。



自分にフィットしたことばで旗を立てるために、

よりディティールを考えること、

意識的にやっていきたいなと思います。


K・Kさん(薬膳アドバイザー)



言葉って愛を届ける行為なのだと気がつきました。


ケイコさん、皆さん、

先日は優しいぬくもりある時間を

共に過ごさせていただきありがとうございました。



totoさんの講座、

柔らかいのに大変な衝撃を与えてくださいました。



私にとって詩や言葉は、

大事にしたいと思いつつ、

丁寧に表現したり、

自分の感情を掘り下げるのが
億劫で軽んじてしまう対象でした。



インターネット、SNS、

スマートフォンの普及、広告の嵐。



言葉が溢れかえっている昨今、

自分が本当に大事にしたいことは

何なのか考えるための時間も

無意識のうちに奪われ、翻弄されがちです。



私の中で、いつのまにかすべての言葉が

「情報」になってしまっていたように思います。



言葉が軽くなり、薄くなり、

ひとつひとつに気を留めることもなく、

使い捨ててしまっていた側面があることを否めません。



ですが、totoさんの紡ぐ言葉、

語りかける眼差しには、

ふんわり抱きとめてもらっているような安心感、

心地の良さがありました。



自分がとても大事にされている

感覚を受けました。



気がつけば自分も目の前にあるもの、

人を大事にしたいと素直に感じていました。



そして、

言葉って愛を届ける行為なのだと

気がつきました。



当たり前に毎日使っている、

誰もが使っているものだけど、

本当の意味で言葉を語ることのできる人って

貴重な存在かもしれません。



だからこそ、そういう人に

魅力を感じ人が集まるのですね。



だからケイコさんは

この講座を開いてくださったのだなーと、

本当にそのケイコさんの感性が素敵だと思いました。



夫にこの話を伝えたら、とても嬉しそうでした。

夫婦で詩とギターやってみようと思います^^

彼はどこまでも

ロマンチックに生きたいらしいです・・笑 



これからも折に触れて立ち戻りたい、

大事なひと時となりました。

どうもありがとうございました。

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続きはこちら→ 「頭じゃなくて体でおぼえる感覚」詩人totoさん講座感想2

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