好きなこととの関わり方、クリエイティビティの磨き方

ヒビノケイコです。

ペンネームMさんからメルマガに

お便りいただきました。

ヒビノケイコさま

ヒビノさんがよくメルマガで書かれている

「自分で作っていく」という表現。

私はずっと、自分は何かを生み出すとか

作ることは向いていないのだと思ってきました。

勝手に自分を諦めてしまって…

内面からあふれるものを

表現できてしまう人に憧れては、

自分と比べて落ち込んだり。

でも、ヒビノさんはそれについて、

不得意な人もいるとか、

上手下手については言っていないのですよね。

誰にもできること、本来できるはずのこと。

私は、20代で建築関係の仕事をしていましたが、

適性がないと判断して辞めました。

そして30代後半に差し掛かる今、

もう一度その分野に戻ってみようかと考えています。

私がやっていいのだろうか、

できるだろうかと迷う気持ちはありますが、

もっと日本の昔ながらの住まいを

健全な形でよりたくさんの人に

住み継いでいってもらいたい、そう思っています。

私には、建築的な思考とか素質とか経験、

足りないことが多くありますが、

ヒビノさんがおっしゃるように、

どうやったらできるのか?

勉強をしていきつつ、

物理的に「作る」ことでなくても、

色々な方法があるだろうから…

それが少しずつでも何かしらの形になっていくとき、

「面白いは、自分で作れる」と思えるのかな…

自分のことなのに、視界があまりよくならないです(^-^;

ありがとうございます。

ご自分を客観的にとらえられつつ、

さらに考えの変化を感じてらっしゃるのかな、

と感じました。

わたしたちは、小さな頃から

”うまい下手””できる・できない”に

価値付けられてしまうことが多く、

そのなかでは必要以上に

「自分には才能・素質がない」とか

「できない」と思い込んでしまうシーンが

あったかもしれません。

でも、それって大人の偏った見方、

社会の都合だっただけかも。

今、冷静に見てみるとどうでしょうか?

◾️「自分で作る」はクリエイティビティ

すごい才能!という人だけではなく、

誰のなかにもクリエイティビティはあります。

日常でも仕事でも、

小さなことから大きなことまで、

生かしていくと毎日が楽しくなります。

また、クリエイティビティには

いろいろな発揮の仕方があります。

でも、それが使える方法は

最初から与えられていません。

これも、自分で見出して、

作っていくものですが

それ自体、

あまり知られていないかもしれないですね。

例えば、わたし自身、10代の頃、

高校の美術教師とは全く方向性が合わず

なんだか自分を抑えて、

絵を描いていた時期もありました。

でも、

学校外でアトリエの画家の先生と出会って

そこに通うようになってからは

ぐんぐん伸びていく!ということを経験しました。

それだけ見出す人、伸ばすサポートをする

人によっても違いますし、自分自身が

クリエイティビティをどう扱っていくか?にも左右されます。

わたし自身今でも、

自分の暮らし方や仕事の仕方によって、

自分を抑えクリエイティビティが

発揮できないサイクルに入りこみ

滞ってしまうこともあれば、

反対に、うまく好循環していくサイクルをつかんで、

力を発揮しやすくなっている時もあります。

「自分のクリエイティビティは

どうやったら使っていけるものなのか、

生かしていけるものなのか?」

これは、人生通して手足を動かし

試行錯誤しながら少しずつ発見し、

自分なりのレシピを作っていく。

そういうものなんだなあって、

実感している今日この頃です。

◾️好きなこととどう関わっていきたいか

わたしたちは、

「好きなことは仕事にしなければいけない」とか

「いやいや、好きなことは仕事にはできないよ」など

両極端な考えに染まりがちです。

でも、実は選択肢は多様にあり、

「好きなことをダイレクトに仕事にするか?」は

その人によって違っていいのです。

大事なのは、「こうすべき」と

自分を追い詰めていくことでもなく

「どうせできない」と諦めることでもなく、

「どう関わっていくのが自分にとって

一番しっくりくるのか?力が発揮できるのか」。

好きなことをダイレクトに仕事にしたい場合は、

好きなことや興味がある範囲に対して、

時間と手間をかけてスキルを上げ経験をつんで

能力を上げていくことが必要です。

わたしも、すでにある力だけではなく

これから歩みたい人生、キャリアで必要な

スキルや知識を順次磨いていくために、

10年単位で学習・行動計画をし、働きながら、

今の日常の中に落とし込んでいっています。

一方で、

自分の得意、能力のある範囲をベースにし、

それに興味や好きなことを紐付けた仕事で

力を発揮する人もいるでしょう。

例えば、好きなことを研究したり、

広めたり、営業したり、

サポートする仕事など。

そういうありかたもある。

または、仕事とは別に

余暇で好きなことをしていく、

という人もいるでしょう。

いろんな選択肢があって、

そのなかでどうアプローチしていくか。

自分はどのように、そのものごとと

関わっていきたいか。

こたえは、ひとつじゃなくていい。

自分がこれだと思うものを決め、

スタイルを作っていくことが大事。

◾️さいごに

ただ、どんな選択肢のなかでも

忘れたくない大切なことがあります。

それは、

「自分の中には機能や素質、

持っているものがあり、

それは磨けば発揮できるものである」ということ。

「自分には何もない」というとらえかたは、

現実能力以上に、

力を弱めてしまう原因になってしまいます。

力を伸ばしていくのも、

教育していくのも、

発揮させてあげられるのも、自分。

だからこそ、

信頼し、方法を考え、

努力をして回路を広げていく。

最初から確信できなくてもいいので、

そういう態度で、コトにあたり続けることから。

持っているものを

少しずつ活かせるようになるたびに、

「面白いな!」と思う瞬間は増え、

満ち足りていく時間も、

増えていくかもしれません。

その瞬間を楽しみに、コツコツと。

それでは今日は、このへんで。

良いいちにちを!

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