こないだ、出張から帰ってきたら疲れが
たまっていたので、
のび~っとしようと思い、
観だしたのがドラマ「義母と娘のブルース」。
これ、現在放送中のドラマなので
観てらっしゃる方も
おられるかと思いますが、
わたし、はじめてだったんです。
(最終回がもうすぐなのだけど)
そしたら、面白くて、
どんどん観てしまって。
おすすめなので、
今日はこのお話をしたいと思います。
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このドラマのあらすじは、
“主演・綾瀬はるか。脚本・森下佳子。
絢瀬演じるキャリアウーマンの主人公が、
娘を持つ男性と結婚し、
母親になろうと懸命に奔走する
日々を描いた10年間の物語。”
観終わったあとに、
じわっとあたたかい
気持ちになるドラマです。
綾瀬はるかはキャリアウーマンで、
表情も鉄仮面。
ビジネス思考でビシバシ動けるけど、
一風変わっていて、じわじわくる味わい。
特に最初はいびつなんだけど、一貫して、彼女の
「家族や仕事で出会った人たちを
人として尊重して付き合っていく姿勢」
には、真摯さを感じます。
また、旦那さんを竹内豊さんが
演じているんですが、
ほのほのと暖かくて、
そんな温度で、彼女の固さを包んでいく。
合理性だけではなく、
家族として時間を過ごすうちに
あたたかさのある文脈を得、
人間らしい感情を取り戻していくのが、
見ていて面白いです。
■家族という永遠のテーマ
わたしは普段、家族だから
仲良くするべきだとか、
こうあるべきとかは思いません。
それは時に、誰かにとって、
辛い押し付けに
なることもあるからです。
サザエさんみたいな家族、
仲良し家族というものも
理想としては存在しますが、
世間には、本当に様々な
家庭があるのが事実です。
虐待やDV(肉体、精神ふくめ)
毒親などの問題もあり、
血が繋がっているから、
そこに生まれたから、
家族だからといって
何をしても許される
わけではないなあと、
感じます。
そこで思うのは、
生まれる家庭は選べないけど、
自分の家庭(一人暮らしでも、二人でも、三人でも)
は作っていけるということ。
たとえ血が繋がっていなくても、
人間的に尊敬できるかどうか。
この感覚がベースに
なるんじゃないかなあと。
ひとりひとりの個性をふくめ、
家族が全体として、
よく機能していけるか。
ここが本当に、難しいけれど、
その根本には、
「一人の人としての自律性」が
あらためて必要なんだなあと感じるのです。
■後半は子どものキャリア教育にも
ドラマの後半では、
ガラッと展開が変わるんですが、
子どもと一緒に観ると、
ある種のキャリア教育になる部分も。
わたしも息子と楽しみながら
観ているのですが
高三になった娘が、まだ進路について
明確に考えられていない状態からはじまり、
綾瀬はるかが、それまで
子どものそばにいることを
優先するため、主婦をしながら
やってきたデイトレを、
子どもには「楽して儲けられる仕事」のように
誤解させてしまったのではないかと悩み、
もう一度、母親が試行錯誤しながら
働く姿をみせるため、あえて、
つぶれかけのパン屋に
就職するところからはじまります。
(実際はデイトレでもなんでも
楽ではない仕事なんですけどね)
パン屋再建のために発想を出したり、
意見を聞く場を作ったり、
一生懸命奮闘する母親の姿をみせつつ、
子どもにも参加できる部分を作ることで、
娘の自発性、モチベーションが上がっていき、
将来の方向性が見えてくるのも、面白いです。
なんでもすぐにはうまくいかないからこそ
試行錯誤するプロセスのなかで
見えてくるものがある。
一見楽に見える仕事であっても
どんなことだって、
スキルや研究、そして自主性が必要。
そんな当たり前のことが、
描かれていると思います。
・・・・ということで、
次が最終回の「義母と娘のブルース」。
「血の繋がり」や「家」という枠ではなく、
家族とはなにかを考えされられる。
そして、すこしだけ
キャリア教育にも
なる。
奥深いけど笑える、
すてきなドラマ。
気になる方は、ぜひ。
それでは今日は、このへんで。
原作は、四コマ漫画(!)です。
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