AI時代の対話力

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ヒビノケイコです。

藤原さんから

おたよりいただきました。

ヒビノ様

足元に降りてくる黄色い葉を楽しむ毎日ですが、

いかがお過ごしでしょうか。

さて、国家資格の試験合格、

おめでとうございます!

まさに理論と実践ですね。

体現していくヒビノさんを見て

大変うれしいです。

お忙しいと思いますが、

体調管理に気をつけて、ご自愛ください。

「発想が湧いてくる人」、

それは、夏目漱石だったり、

芸術家の加藤泉さんだったり

(作品だけで、

実際にお会いできていませんが)

知人では、対話ができる方です。

小さな質問も的確に捉えて、

誠実に答えてくれる。

それは、構えているわけではなく、

自然にできていて。

そういう交流の中に、

自分の考えを次のステップに上げてくれるものが

あると、じわじわと感じつつある日々です。

私自身は、まだ対話ができる方ではないので、

そこをトレーニングするのが最近の課題です。

大切な人も大切にしたい。自分も。

そんなシンプルなことを軸に置きたいです。

2018年の秋を感じながら、

目の前の人たちとの

相互交流を

楽しみましょう!

ありがとうございます。

本って、いいですよね。

わたしは、小さい頃

あまり気の合う友達が

周りにいなかったので、

その代わり、本の中にいる人を

親友のように思って対話していました。

「こんな発想、こんなことをした人たちが

世の中にいたことがあるんや!」

と思うだけで、嬉しかったんです。

「うわあ、この研究者さんすごい、

まさにこれやねん」

「こんな世界もあるんや」ということ、

その度に、今自分が知っている

世界の範囲は狭くて、

やろうと思えば、

可能性はあるんだなと思いました。

大人になった今、

自分が誰かにとって

そんな存在になれたらいいなあと思っています。

・・・

さてさて、

「対話」って、いいキーワードですね。

最近、わたしが行っている

「自分とつながる・人に伝わる講座作り」

の授業の中でも、

下地となる自分の感覚をとらえてもらう

ノート法を共有したり、

対話を取り入れながら

考えてもらい、

言葉にしながら発展させることを

大切にしています。

毎回参加者さんたちの変化、違いによって、

新しいコンテンツがその場で

生まれていくのが楽しいです。

受講生さんたちからはよく、

「今までは見れなかった経験を深く見て、

そこから得たものも感じ取ることができました」

「話しているうちに、自分にとって面白い!

と思うことにハッと気付けたり、

ひらめきがやってきたりして、楽しいです」

というようなことを、言われます。

これは

この世のあらゆる層に・・・

とはいかなくて、相性にもよります。

自分から学びとり作っていくような

自律的な力がある方々だからこそ、

良い効果が出ていますが、嬉しいです。

AIが発達した未来、

これから10年、20年後は、

今既存の約半分の職業がなくなって、

変化すると言われていますが、

その中でも、人間ができる仕事において

「対話力」は、重宝されるものになると思います。

講師業においても、

ノウハウや答えのある問題を

教えるタイプの講師は、

AIに代替され、反対に、

個別に一人一人に合わせて、

内容や方法、教え方を誂えていける講師は、

人間の仕事として残ると言われています。

これは他の仕事にも言えるのではないかなと。

一人一人を察知し、

理解して対話していく力を磨く、

ということは、

とても大事なことになりそうです。

じゃあ、対話力ってどうやって伸ばそう?

というと、わたしがポイントだと思うのは、

対話力って

「人とのコミュニケーション能力」と

思われがちですが、

実は、それ以前に

「自分とのコミュニケーション能力」が

現れるところなんじゃないか?

ということです。

自分とのコミュニケーション能力ってなにか?

というと、自分と向き合っていく力のこと。

例えば、

「相手のことは、

自分のことを理解している深さと幅の

程度に応じてしか理解できない」

(前田重治 1981)

という言葉がありますが、

それは本当にその通りだなあと感じます。

自分と向き合っていくだけ、

水深が深くなり、広がっていく。

言語だけでなく、

非言語でも伝わり合うようになる。

そこにも、その人にしか感じられない

独自性が生まれるのだと思います。

じゃあ、自己理解ってどうやってできるの?

というと、

毎日の中で、自分の心を感じ取っているか。

洞察しているか。

これまでや今の経験をどう感じ、

どうとらえ、どのように行動したか?

そこから何を学び取って、活かし、

より創造的な方向性に力を

使えるようにしていきたいのか?

自分を信頼して、また行動する、

そんな連続のなかで

深まっていくもの。

みんなといる時間の裏に、

一人でいる時間が存在して、

ときにそれは孤独でもあるけれど、

大切な時間でもある。

対話力を磨きたい方は、

伝え方を勉強すると同時に、

そんな自分との時間を

1日のなかに持ってみると、

人との対話の質も、

変化していくかもしれません。

磨き続けていきましょう。

わたしも、続けていきます。

それでは、今日はこのへんで。


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アートや表現の喜びを感じ、創意工夫のある人生を自分の手でつくるArtoflifedesignを通して、一人一人の中にあるものを伸ばし、カラフルで多様性ある社会を紡ぐ。そのためにわたしが開く「講師ゼミ」「文章表現」「ライフキャリアデザイン」などをテーマにした全国での講座、お茶会などの情報。最新記事を、お手紙のようにお届けします。感想や質問もご紹介。

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