評価されている仕事、興味や素質と合いません。これからの方向性をどう考える?

Q,現在の仕事はスキルとしては自分ができることで、職場でも評価されていますが、自分の素質やあり方と合わない部分があるのか、違和感を感じて時々苦しくなってしまいます。ぜいたくともいわれますし、自分でもそうかなとも思いますが、やはり苦しいのも確かです。この悩みを乗り越えるヒントや考え方などがあれば教えてください。

(東京都 T・Mさんより)

A,ご質問ありがとうございます。こういうのって、案外、ご相談でも多いんです。

例えば、営業成績はナンバーワン。会社でも頼られていて、取引先にも可愛がられている。でも、すごく合ってる仕事か?っていうと、全然合っていない。むしろ、もともと職人気質で内向的で、興味がない。

必要にせまられたので、コミュニケーションスキルやセールスを学び、外では明るく振舞っているだけ。実は相当無理して頑張って、これなんです。それで、ゆくゆくは辞めたい・・・という場合もある。

こんな風に、人からは得意に見えるんだけど、本人の素質には合ってない。実は、やりたくないし、しんどいんですってこと、結構あると思います。

素質と没頭と持続性

誰かに評価される、すごいねと言われる、一般的に成功する・・・ということだけで人間は満たされなくて、自分にとっての成功をするということは、本質的に重要なこと。このようなケースでは、「興味があり、素質にあっていること」と、「合っていないけれど、できること」のバランスをどう変えていくかがポイントになります。

人にはやっぱり素質というものもあります。素質があることには没頭しやすいので「好きこそものの上手なれ」にもなりやすい。その物事をしていると、瞬間、瞬間に満たされる感覚を得られます。

また、素質に合っていることは、努力して能力を高めるうちに、無理なく自然とできるようにもなりやすい。これから年金など保障が薄れる中で、長い期間、働き続けるという側面から見ても、重要な点です。

ですから、興味がある、やっていて楽しい、満たされる、無理なく自然とできる・・そんな自分の素質を知ることは、実はとても大事なことです。

能力は学びの成果

興味と能力が重なっていないという場合に、いろんなやり方があるんですけど、一つは、興味の方向に能力を高めていくというやり方があります。能力を今から高めるなんて・・・という方もいるかもしれませんが、キャリア理論家クルンボルツ博士の本に、こういう一節があります。

もしかしたら、あなたが重要だと考えている能力や性格的な特徴が、自分には不足していることに気づくかもしれません。今現在の自分にどんな能力が不足しているかを知ることは、むしろ役に立つことです。

なぜなら、それがわかれば、これからそれらの能力を身につけることができるからです。

あなたは生まれた時からなんでも知っているわけではありません。生涯にわたって、徐々に学んでいくのです。

能力とは学びの成果だと考えることで、全力を尽くそうという気持ちがわき、自分自身の中に障壁をつくるようなことを避けることができるでしょう。

そう、能力って、学びの成果なんですよね。

興味を持ったことに対して、知識やノウハウ、実践、経験を蓄積させることで、能力ができていく。

だから、「どうしたらできるかな?」って考えてみてください。

例えば、

・今の仕事をしながら、興味分野のポータブルスキル、学びを育める講座にいく。

・今の職場の中で、その興味が活かせることをしてみる。例えば、書くこと、伝えることが興味なら、社内報を書かせてもらうようにするとか。

・もしくは、興味の方向に、部署を移動させてもらう。

・副業、ライフワーク、ボランティアで、興味分野の実践経験を積んでいく。

 

選択肢を広げながら、段階的にシフトする

なんでもそうですが、すぐに・・・というのは難しい。

興味の方向に能力を高めていきながら、今ある能力は能力で、仕事の中で使っていく。

興味の方向に能力が育ってきて、経験も積んでいくと、選択肢は広がってきます。タイミングの良いところで、段階的に、したいことにシフトしていけばいい。やってみて良かったら続けていけばいいし、もし違ったとしても、今までのスキルを生かせばいい。

良いか悪いかは置いといて、今は、生涯働く時間が伸びています。70代でも、元気なうちは働くというのが普通になってくる。その中で、一つだけではなく、今のことだけを見るのではなく、長い間、持続的に働くという視点で、「複数の選択肢を育てている」こと自体が、重要なことです。すぐにできないことだからこそ。

自分に合わないことをずっとしてたのかも?というショック

補足としては、今まで培ってきた経験や能力を、「自分には合わないことをずっとしたなんて」とショックを受けて、後悔して、なかったことにする・・・という方もいらっしゃるんですね。これ、気持ちはわかるんですが、もったいないです。

「合っていないけれどできること」の経験は、全部無駄ってわけではない。

例えば、興味や素質にあっていることの能力を高め、そちらが主な仕事になったとしても、チームで仕事をするときに、経験を生かせます。

ほかの人に任せるときに、理解しているからわかること、言えることもあるし、複合スキルとして組み合わせると、人材価値を高めることもできます。

人材を生かすための観察

もうひとつ、組織の面から見た時にも、部下のことをよく見ているということが重要だなと思います。「組織にいると、とにかく我慢してやるもんだと言われる」ということも多いようですが、本人が全く興味がないことばかりしていると、仕事がうまくいかなくなったり、メンタルダウンや離職の原因にもつながります。昔みたいに、終身雇用制や保障が用意されているわけでないので、違うモチベーションも必要です。

その人の中にある興味や素質を生かす視点も持って、観察すること。活用すること。これが、その組織で持続的に働くモチベーションの面でも大事なことだと思います。

今日のポイント

ということで、今日のポイントは・・・

「興味の方向に能力を育てながら、シフトする」でした。

能力は、学びの成果。

自分の素質を知り、有効に生かすということが持続性、クリエイティブな人生に、つながります。

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