船橋市にある
陶芸家の須藤圭太さんご夫妻の
アトリエにおじゃましてきました。
彼らとは5年前、
陶芸家で京都造形芸大教授の
松井先生を通じて知り合いました。
そのころ彼らはスイス留学から
帰ってきてまだ、駆け出しの時期。
陶芸の仕事をしていくにあたって、
どんなふうに歩んでいけばいいか
模索しておられたころだったんですね。
で、高知のわが家にも遊びに来てくださって
一緒にごはんたべたり、田植えしたり。
カフェの食器を注文陶芸で作ってもらったり。
東京でもまたイベントに来てくれたり、
お会いしたり、
というふうに交流が続いていました。
今回はアトリエや近年の陶芸作品を
見せてもらいながら、
造形や仕事や哲学について、お話。
須藤さんは最近、
こども造形教室の先生もされているのですが、
そこにはいろんなご家庭の子供達がこられるそう。
(造形にお金を出す親御さんってすてき)
その中に、代々お医者さんの
ご一家がおられるのですが、
お父さんはお子さんの時代には、
「内科医という仕事自体がなくなるのではないか?」
と危惧されているとのこと。
(おそらくAIなどの影響で)
そこで、お子さんには、
「造形」に触れさせることを
大切にされているそうです。
これからの時代では、
誰がやっても同じ答えを導き出すような
勉強の仕方や、仕事では厳しい。
「つくる」「表現する」「生み出す」
そんな造形の発想~プロセスを踏ませることで、
クリエイティブさを育み、
仕事に生かせるように育てたい。
いま現場にいるお医者さんが、
そんなふうに感じ取り、
表現プロセスに
可能性を見出していることをお聞きして、
あらためてリアリティを感じました。
これからの時代では、
「答えを求める」よりも、
「作品つくろう」
というスタンスが大事なんじゃないかって。
そうやって、
仕事をつくり、
暮らしをつくってゆく。
雇われていても、
雇われていなくても。
表現的な発想に慣れていないと、
大変そうだ~難しそうだ!
答えがないなんて、つらいなあ。
と、思っちゃうかもしれませんが、
慣れていくと、
明確な答えがない宙ぶらりんさにも
耐性がついてくるし、
自分の好奇心から始まっているからこそ
ねばり強く、失敗しても折れないで、
次のものを創造していける。
須藤さんとは他にも、
「表現のプロセスが何を
わたしたちに与えてくれるのか」
など、いろいろお話。
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須藤さんちで食べたお味噌汁、
奥さんが仕込んだお味噌でおいしかったな。
すてきな時間を、ありがとうございました。
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