ヒビノケイコです。
漫画「三月のライオン」が
映画化されたというので、鑑賞に。
5時間くらいぶっ続けの前後編。
幼い頃交通事故で家族を亡くし、
その後プロ棋士の家で育てられた桐山零。
中学生にしてプロ棋士となり、
孤独に暮らす零は、偶然出会った
3姉妹との交流を通して、
ひととしての温かさを取り戻していく物語。
原作はこちら。
一番印象的だったのは、
棋士達が、それぞれの人生で
どんな辛いことがあった日も、
将棋の棋譜に戻ってくるシーン。
(棋譜とは将棋の指し手を記入したもの。
その将棋がどのような戦いであったかわかる)
日々研究、実践を欠かさないところ。
一流のひとは、ものすごくコツコツと、
自分を更新しているんだろうなあって感じた。
そして、もうひとつ。
両親を亡くしずっと孤独だった零が、
川本家や先生、将棋仲間に囲まれて
過ごせていることに気がついたシーン。
生きていくためのツールとして
せざるをえなかった将棋が、
世界や人とコミットするツールに
なっていく瞬間がいいなあと。
容赦ない勝ち負けの世界である
将棋によって
孤独感を感じてきたけれど、
将棋によって救われる瞬間が、やってくる。
漫画では幸せなごはんシーンや、ほのぼのな
情景描写がされているところが好きなので
正直映画に関しては物足りなさも感じたけれど・・・
自分を生かした仕事をしよう、
好きなことを仕事にしようと
思っているひとにとっては、
大切な姿勢や習慣が、
描かれているなあと思った。
今日は、ここから感じたことを。
どうぞ~^^
「ないなら作ろう、あるものは生かそう」は自分の力についても同じ
宗谷はどんなに登りつめても決してゆるまず
自分を過信することがない。
だから差は縮まらない
どこまで行っても。
しかし「縮まらないから」といって、
それがオレが進まない理由にはならん。
抜けないことが明らかだからって、オレが
努力しなくていいってことにはならない。
三月のライオンより
「自分を生かして仕事をしましょう」というと、
あるものを見つけて、それだけ伸ばせばいい。
と思う人も多い。
「好きな仕事をしよう」というと、
楽しいことばかりで、
しんどいことが減るのだろう。
と思うひとも多い。
もちろん、
自分を生かし、
好きなことを仕事にすることで
充実感、満足感はある。
でも、それだけじゃない。
リアルな実験場が、仕事というフィールド
自分がしたいことを仕事にするには、
将棋の棋士が毎日、
棋譜に戻ってくるような行為が必要。
あなたが同じように、
やっていることはなんだろう?
わたしの場合は、これかなあ。。
・自分の表現したい世界をいつも忘れず思い出すこと。
学んだり新しい体験をして、視点を広げ、深めること。
・世界を描くためのパレットの絵の具を増やす感覚で、
ライティング・プレゼン・プロモーションスキルを磨くこと。
・そして、仕事としてアウトプットすること。
ここには
1、理論理解
2、練習
3、実践
この3つを繰り返すことが入っている。
3のフィールドとして
仕事という現場を小さくても持つことで、
必要に迫られるため成長も早く、
リアルに反応が出るから、習得が早くなる。
毎日、自分を育て続け、
理論・練習・実践をくりかえすなかで
より一層、ひとの役に立つ人間になること。
その結果が、報酬につながる。
専門性とスキルだけあれば、成功できる?
ただ、将棋も一流のわずかひとにぎりしか
生き残れない世界であるように、
専門性やスキルだけ持っていても、
仕事で成功できないひとはたくさんいる。
今の時代にそれだけで勝負しようとすると、
単に能力勝負になって、
世界の優秀な人材に負けてしまう。
だからこそ、
専門性・スキルとビジネスのあいだに
必要なものを知ることが大事だ。
それは「誰に」。
あなたに学びたい、
あなたに聞きたい、
あなたにお願いしたい。
・そういう自分になるために
日々、何をしていけばいいのか?
・専門性とビジネスと自分。
その文脈を、
どうつなげていけば仕事になるのか?
これは「仕事という表現講座」でお話しし、
体感してもらいたいと思っている。
さいごに
せっかく生きているのだから、
あなたという素材を、目一杯花開かせてほしい。
人に貢献できることが増え、
お返しとして報酬が回ってくる。
その結果もっと自分らしく、自由に生きられる。
辛さも喜びもふくめて、
納得感がある人生になるように。
12日生放送のお知らせ
仕事という表現講座に資料請求してくださった方限定。
12日(金)20時(予定)から、
ヒビノケイコによるQ&A公開生放送を予定しています。
少しでも講座が気になる人は資料を取り寄せておいてくださいね。
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追伸)仕事という表現講座の募集
5/21東京での
「仕事という表現」講座の募集。
お申し込みやご検討いただいています^^
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「仕事という表現」は、
「ヒビノケイコのつくりかた」とも言える
表現講座の総決算です。
11年前なぜ、なにもないところから
自然派菓子工房・山カフェ「ぽっちり堂」を開店し、
多くのメディアに取り上げられる程のお店にできたのか?
なぜ、イラストやマンガなど、
感覚的な表現手段しかできなかったわたしが
届けたい人に届く「文章」も書けるようになったのか?
なぜ、惜しまれながらもぽっちり堂のカフェ部門を閉じ、
執筆活動やぽっちり舎という講座運営、講師活動を
するようになったのか?
文章表現や編集術を学ぶだけだと
「どのように使えばいいのか?」に偏ってしまい、
肝心のコレに気づくことができません。
本講座では文章表現や編集術を使いつつも、
わたしが「暮らしと仕事」をどう結びつけてきたか?
その変遷とポイントをお伝えし、
講座に参加するみなさんが
現実の中でぽっちりな人生をつくっていける
きっかけを、提供できればと思います。
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