「漫画」田舎でカフェやネット販売をすればやっていけるんですか?

「カフェやネット販売ってそこそこやっていけるんですか?」の謎に答えます

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■できるか、できないかにとらわれても何も生まれない


こういう質問の奥にある想い、とてもよく分かります。
私も新しい土地に行き、そして新しい仕事をし、というのは不安が大きかったから。

やりたいことがあれば、最初の段階でじっくりとよく考える必要はあります。
あまりにも無計画すぎたり、現実能力を超えすぎたりと無謀すぎることはできない。

だけど、それを吟味し終わり、「これをする」と決めた段階からは、
「できるかできないか」に焦点があたって良いことなんてないんじゃないかな。

「結果が見えていること」ってあるようで、ない。
誰しも、私でも、本当は安全地帯だとわかってて渡りたいもの。
だけど、やっぱり完全なる安全地帯ってないんですよね。

ある程度のリスクも覚悟し、転んでもうまく転ぶことだけは意識する。
その上で、うっすら自分に見えている確信のようなものを信じること。

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そしてそのイメージを達成するにはどんな行動をしたらいいか?
どんな方法で、どんな努力をしたらいいか?
分からないことは誰に聞いたらよいか?何を勉強したらいいのか?
具体に落とし込んでいく。

そして動く。失敗したら、起き上がってまた違うアプローチをする、修正する。そしてまた動く、結果が出る。挑戦するの繰り返し。

最初からそこに「すごい仕事」が存在していたわけではなく、
そこまであきらめずにやった人がいるからそうなる。
そうやって、見えなかったものが現実の世の中に出現していくのです。

■うわべではなく核心を見つける力。具体→抽象の応用力が必要

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私がやってきたぽっちり堂の「山カフェ」や「ネット通販」も、それ自体をやれば誰でもうまくいくというものではありません。

人口4千人の町で山のカフェをし、ネット通販で月商120万以上を出し食べていく。
それはある意味、無理やり奇跡的に成り立った商売と言えます。

自分たちのイメージを軸におきながら、どうやったらそれができるか勉強し、実践し、失敗し、また試す・・・を繰り返して出来上がった一つの独特なモデル。(現在は私が作家業に専念するためカフェのみ閉店。通販は継続しています)

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誰かの仕事を見て「こんな風にやってみたいな」と思ったときは、その仕事のうわべだけみてもあまり意味がない。その事象の奥にある、核心となっているメソッド、キーになっていることがら、経営している人そのものから学べるものを見つけるほうがいい。

その核心を自分なりに抽出して、自分がやりたいことに応用していく。
数学の方程式を、自分の式におきなおしてやる感じかな。
この抽象→具体の行き来ができると、すごく物事がとらえやすくなる気がする。
人の話を聞いた時に、自分の暮らしに役立たせる応用力がつくのです。

■時代の変化に合わせて柔軟に動く姿勢


しかも、今の時代は、特に商売も企業も寿命がますます短くなっています。
それだけ変化が多い時代ということ。

だから「これさえやればOK」「この仕事なら保証されてる」「ここまで来たから完成、安心」はないと思ったほうがいい。

どんなに一時結果を出したとしても、それにとらわれず柔軟に、これからの時代に必要だと思うことをやり続ける。そうやって変化していくことが大事。

そんな姿勢を持ちながら、とにかくトライ&エラーしてみる。
それが田舎でもどこでも仕事を作っていく、働くために必要な姿勢なんじゃないかなあ。

な~んて思いながら、私もこれから執筆業で、思い描くものを実現していけるよう精進します!
これもまた、自分なりの時代の変化の形。とらわれません、死ぬまでは?
一緒にがんばっていきましょう^^

あ、田舎のカフェの作り方についてはすごく質問されることが多いので、実践編も描いていけたらいいなって思ってます。

↓この本にも、ぽっちり堂のネットショップの作り方が出てますよ。



☆執筆、講演などお仕事依頼はこちらまで→info@pocchiri.com
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http://hibinokeiko.blog.jp/archives/17766367.html

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■私、ヒビノケイコについて。
高知県の山奥で暮らしながら作家活動をしています。

こちらは新刊のエッセイ漫画。田舎の食のことも、描いてます♪

山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]

自然派菓子工房ぽっちり堂ネットショップ
私がオーナーをしている山のお菓子工房ぽっちり堂。
田舎に仕事を作るために作った、地元素材のお菓子工房。
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移住希望の方への窓口と移住者同士、地元をつなぐネットワーク作りをしているNPO。夫が事務局長をしていますのでお気軽に。