■小商いのススメ
私たち夫婦が、「山奥で自分たちらしい小さな仕事を」と思い0から作った自然派菓子工房「ぽっちり堂」。講座などでは、
「こんな山奥で、事業計画はたったんですか?」
「リスクはどうしていたんですか」
「これから始めるなら、最初はどんな風に始めたらいいと思いますか?」
などのご質問をよくいただきます。
1、最初はうまく転ぶことが大事だから。
私たちが8年前移住してお菓子屋をすると決めたとき、資金力も人脈も、経験もありませんでした。だから、この方法からはじめたんです。
・ネット通販のショップ作り
・卸売
・市やイベントに出店
転んでも学んで立ち上がり、トライアンドエラーをしながら進んで行きたいと思ったからです。
2、リスクが少なくて生の反応が得られるのが「市」
今では、SNSなどをうまく使って事業を立ち上げていくこともやりやすくなりましたが、地方で仕事を作る際には、アナログな「市」に出店してみるのはおススメ。漫画に描いた通り、私は大学生のころから京都、知恩寺の手作り市に出店していました。
http://ord.yahoo.co.jp/o/image/SIG=12qsr9kte/EXP=1422160555;_ylc=X3IDMgRmc3QDMARpZHgDMARvaWQDQU5kOUdjUW1ZSnc5SUZRWjBsbmY5OEViMUlMUXFRUGZzTDJIUy14QzNaWmpnVHZHV0dJWW16Q2tfdVA2UnBjBHADNUxxczZZTzlJT2FKaS5TOW5PT0NpdVc0Z2ctLQRwb3MDNARzZWMDc2h3BHNsawNycg–/**http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_5405.html
この市に出店しているのは、クラフト作家さんや芸大生、
http://ord.yahoo.co.jp/o/image/SIG=12hlccqbm/EXP=1422161074;_ylc=X3IDMgRmc3QDMARpZHgDMARvaWQDQU5kOUdjVDRRODZveUktVDRTM0JoZmtYQlRQQXdockJaVjlYVS1FbHhySkxBeVhuZTlTbnlNckV5a2Q1eXg2agRwAzVMcXM2WU85SU9hSmkuUzluT09DaXVXNGdpRHBtYmJsbWFnLQRwb3MDMQRzZWMDc2h3BHNsawNycg–/**http://blog.goo.ne.jp/piaful/e/791596482c48baba35a0799c43a2fe21
http://4travel.jp/travelogue/10832495
ガチで商売してる人、
農家さん、自給自足で暮らしている人。
自家製野菜から美味しいものを作り、一か月に一度現金を稼ぎに来ている人も。
お客さんの数も今や何万人規模になっているそう。
「少々高くてもいいものを買おう」「あの人のあの作品がほしい」「面白い手作りものに出会いたい」そんな方が多かったなあ。
芸大製の頃、ここで自分の作品を売って毎月3~5万くらい。バイトするよりも、自分で作ったものが目の前で喜ばれて売れていく実感が嬉しくて・・・。
その後の物作りの参考にもでき、すごく貴重な体験でした。学生さんにも、すごくいい経験なのでおススメしたいです。
3、市から小さな仕事をスタートする5つのメリット
地方に移住してもしあなたが「何か自分で作ったもので仕事を作りたい」なら、市に出店するとこんなメリットがあります。 ・ディスプレイや空間作り力があがる
・お客さんとのコミュニケーションなどが鍛えられる
・お客さんの生の声をききながら商品のテストマーケティングができる
・ファンがつく
・少しは収入になる
4、ネットショップやカフェ経営に生かせる。バーチャルとリアルは相性がいい。
私たちも、初期のオーガニックマーケットに出店させてもらっていた頃、ファンがつき、おかげでカフェを開いた時すぐに口コミでお客さんが来てくれたんです。
ネット販売にも、市で聞いた声をもとにお菓子のレシピ、パッケージを改良。お客様の声を商品説明に反映していきました。
私たちが最近、時々出る市やイベントで得られるのは大体3~10万くらいの間かな。雨の日も風の日もあり、そのイベントの集客により差が大きく、いつも順調に売れるというわけではないですが、大きな目でみると+にはなっています。
知り合いの中には、普段は自給自足的な暮らしを山でし、市に出店して毎月必要な現金収入を得ている、という方もいます。
■移住先のローカル市をチェック。テーマにあわせて出店してみよう
高知では、市文化が根付いているため定期的な日曜市や木曜市、オーガニックマーケットもあります。また、イベント好きな地域性からか、クラフトやおいしいものなどテーマ性のあるイベントがあちこちで行われています。
私たちの住む嶺北でも、「お山の手作り市」をはじめ、季節ごとに行っています。ここには移住者や地元者、香川、愛媛からの出店者も集まります。
あなたが住もうと思っている地域の市やイベントをしらべ、自分の趣向と合いそうなテーマの市に出てみましょう。
資金をかけずにはじめ、転んでも大けがしない。
沢山のトライアンドエラーを積み重ねて、ここぞという時に投資し、小さなお店を作っていけたらいいですね♪
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れいほくお山の手作り市のようす⇒
■商店街が舞台になり新しい顔を見せてくれた、秋のお山の手作り市。
■チョイスじゃなく、フィット。既存→自分にしっくりくる形へ変わる生き方、働き方。
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■自然派菓子工房ぽっちり堂ネットショップ
田舎に仕事を作るために作った、地元素材のお菓子工房。
焼きたてのやさしいお菓子ギフトです。
■私、ヒビノケイコの著書。高知の山奥で暮らしながら新しい時代のあり方を創造中。
< img align=left class=pict style="margin-right: 10px" alt=山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KxUi6t1PL._SL160_.jpg" border=0 hspace=5>山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]
■全国での講演(移住支援、地域活性化、キャリア授業)や田舎へのスタディツアーも行っています。☆執筆、講演などお仕事依頼はこちらまで→info@pocchiri.com